旋盤工作

旋盤を英語で言うと、Lathe (レース)。なるほどドリルレースとは、ドリルを使った旋盤のような工作手法なんだなとわかったのはだいぶ昔のことです。幼い時にドリルレースと言う言葉をレイアウトテクニック誌で読んだときはちんぷんかんぷん。両親は知るよしもなく、鉄道模型をやっている人たちはみんなこんな言葉を理解してるのかな、と不思議に思ったものでした。

話がいきなり旋盤工作とかけ離れてしまいましたが、旋盤手習いと言うことで、技術を習得していく過程をここで紹介していきたいと思います。あくまでも技術を習得できればの話ですが、できなければできないで挫折の記録と言うことで。


旋盤の紹介
MicroLux 7 x 14 インチミニ旋盤です。日本の寿貿易のFL350Eとほぼ同じ物だと思います。

アメリカ国内で売られている他のミニ旋盤は中途半端なミリサイズモデルでしたので、インチサイズの上、デジタル表示の回転計が標準で付いているこの製品を購入しました。

精度はまあ値段相応の物なのでしょうが、趣味の工作には十分なレベルだと思います。今のところ、旋盤本体の精度の問題よりも、いかにまともなバイトを砥いで作ることができるかの方が問題になっている次第です。

標準付属品は、三爪チャック、固定センター、交換用ギアと工具のみですので、バイトを含めたアクセサリを他に購入しました。

MicroLux 7 x 14 Lathe
往復台の目盛りは、0.001 インチ (0.0254mm) ごとに刻まれていて、1周で 0.050 インチ (1.27mm) になります。つまり、1目盛りバイトを進めると、0.002 インチ (0.0508mm) 工作物の直径が小さくなります。 往復台

工作の前に
加工を始める前には常に刃物台の位置、ベッドに対して平行になっているかどうかを確認します。

テーパーをかけるときは、送り台の位置を確認した上で、プロトラクタを使い角度を固定します。

刃物台の位置調整

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