前照灯の点灯化

標識灯の点灯化同様、前照灯の点灯化は、車両をより実感的に見せてくれます。DCCの導入により、自由自在に照明のコントロールができるようになり、一度やると病みつきになる工作アイテムです。

ここでは、旧型電車の前照灯を 1.5V の超小型電球を利用して、点灯化する方法を紹介します。DCCと無関係に、DCシステムでも定電圧回路などを利用して点灯化できます。ぜひ試してみてください。


 

用意するもの 必要なものは、旧型前照灯、1.5V 超小型電球、電球のサイズにあった熱収縮チューブです。

前照灯には穴をあけますので、ロスト製よりもホワイトメタル製の方が加工しやすいです。

穴あけ 前照灯の中心に電球の直径より若干太めの穴をあけます。最初に細い穴をあけて、あとで調節すればよいでしょう。
電球を通す 電球の奥行きが長いので、前照灯の後ろ側から光が漏れるのを防ぐために、熱収縮チューブで電球の後ろ半分を覆い、熱を加えます。熱は、30W程度の半田ごての柄の部分をあてるとコード部分を熔かすことなくきれいにチューブを収縮させられます。

熱収縮チューブの加工が終わったら、塗装済みの前照灯に通します。このとき穴が小さすぎたら、少しずつ広げます。なお、前照灯の内側は銀色に塗装しましょう。

前照灯支えの少し後ろ側にコードを通す穴を極力小さくあけ、前照灯を前照灯支えにエポキシ接着剤で固定し、レンズをクリアラッカーなどで取り付ければ完成です。
点灯の様子 上の写真と車種は違いますが、完成後の点灯の様子です。実際の車両同様、前照灯の真中が点灯し、周りの銀色に塗装した部分に反射して非常に実感的です。

 

コードの様子 電球のコードの様子です。

車体にコードを通す穴があきますが、それを補う十分な効果がありますのでぜひお試しあれ。

室内灯の光が中から漏れてくるようであれば、内側にテープを貼る、あるいは充填材で遮光しましょう。


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