靴ずりの作り方
靴ずりは市販品パーツが複数のメーカーから出ていますが、安いものでかまわないので折り曲げ機があれば簡単に自作できます。このように簡単な工作から工作技法の幅がぐっと広がりますので、ぜひお試しください。
アクリルカッターで素材の折り曲げ位置裏側にスジを入れることにより、きれいに折り曲げることができます。薄い素材を使いますので、極端に深くスジを入れる必要はありません。
折り曲げ位置のスジは、素材の端から、およそ 1.5mm 程度のところです。あまり幅がないと折り曲げが難しくなり、幅を取りすぎると無駄になりますし、ヤスリがけが面倒になります。 作例では、エコーのT型目のスケール網目板を使用しています。 |
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折り曲げます。戻りに気をつけながら、しっかりと 90度に曲げましょう。 | ||
折り曲げた部分が車体側板に見える部分になりますので、見える部分の幅と同じ厚さの真鍮板のハギレを利用して折り曲げた部分を薄くやすります。
車両に合わせて、だいたい 0.3 から 0.5 mm の厚さでいいと思います。 |
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切断します。車体に半田付け後、ヤスリで整形しますので、切断部分の長さ(奥行き)はそれほど神経質になる必要はありません。1.5mm程度でいいと思います。 | ||
ノギスの段差測定部を利用してドア幅に切断します。 | ||
しっかりとドア部に半田付けしたら、車体内側から出っ張った部分をやすり平らに整形します。 | ||
ドアを取り付ければ出来上がりです。
作例は、京阪1700系です。キサゲ処理をしていない上に、写真の写りが今ひとつですが。 |
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