ナノLEDによる標識灯の点灯化

ナノLEDと呼ばれる世界最小のチップLEDを使って、蒸気機関車の標識灯の点灯化を試みました。

実際に模型に組み込むのではなく、試作として工作したものですが、ご参考までにどうぞ。


 

ナノLEDです。

広く流通している極小 1608 のチップLEDよりさらにひとまわり小さなパッケージです。

エコーモデルの No. 1001 標識灯の湯口部を切断し、1mm のドリルで穴をあけました。
ナノLED にモーターのコイル用の線材をハンダ付けしました。

ハンダ付けの際には、フラックス(ロジン)をLED側に軽く付けておくと作業がしやすいです。

接点が非常に小さいので少し苦労しますが、さっと一瞬で点付けするのがコツです。

ハンダ付けには Antex の 15W 半田ごてに針型のこて先を取付けて作業しました。接点が非常に小さいので、この半田ごては重宝します。

LED は、フラットクリップに真鍮丸棒をハンダ付けした物で固定しておくと便利です。

絶縁状況を確認しながら、標識灯の中に LED を納め、とりあえず1.0mm の精密パイプを差し込みました。

試しに 470Ωの抵抗をはさんで、9V電池で点灯してみました。

細かい作業が必要ですし、実際に模型に使用する際は、穴をあけた部分の穴埋め、配線出し方などが課題ですが、この小さな標識灯が点灯するのは非常に魅力的です。


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