ネオリューブの使い方

ネオリューブ (NEOLUBE) は、Sゲージで有名な P.B.L. が発売している黒染め塗料のように使える便利な潤滑材です。非常に有名なものですので、すでに使ってる方も多数いるかと思いますが、まだまだ知らない方も多いようですので説明します。

まずネオリューブは塗料ではありません。アルコールで希釈してある伝導性のある潤滑材、グリースのようなものです。希釈材にアルコールを使用していますので、塗布後すぐに乾きます。また、有機溶剤を使っていませんので、プラスチックをはじめとしたあらゆる素材に対して使用することができます。潤滑材の粒子が非常に細かくさらっとしていますので、スプレーによる塗布も可能です。

塗布後の色は、鉄色に近い色をしていますので、車輪、機関車のロッドなどに塗ると実感的になります。欠点は、黒染めや塗料と違い、塗布してあるだけですので、時間がたつと部分的にはげてくることがありますが、塗りなおせば済むことですので、私は下地つくりが面倒な黒染めよりも多用しています。

電気を通しますので、絶縁してある動輪の輪心とタイヤの間にたっぷりと入り込むとやっかいですので注意が必要です。

アメリカでは、P.B.L. のほか、Micro-Mark も扱っています。日本では、とれいん誌がその昔輸入販売をしていました。


 

P.B.L. のネオリューブです。

こぼすと大変なことになるので、倒れにくいパッケージになってるとのことです。

写真左側のようなくたびれた動輪や、右側のピカピカの車輪に筆塗りすると...
鉄色っぽくなって、なかなかいい感じ。くたびれた動輪も見栄えよくなりますし、台車の間から銀歯のような車輪が見えるなんてこともなくなります。

走行中に徐々にはげますので、フランジ部分も含めて塗布しています。

もちろんロッド類にも。


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