パステルによるウェザリング
私は、新車、あるいは全検終了時のようなぴかぴかの車両はあまり好きではありません。レイアウトで走らせて楽しむことを考えると、ウェザリングを行ったほうがより実感的な運転が楽しめるだけでなく、眺めているだけで本当の車両を目の前にしたような気分にもなってくるものです。
ウェザリングにもいろいろな方法がありますが、ここではパステルによるウェザリングを紹介します。
高価なパステルは必要ありません。どのようなウェザリングを行うかにあわせて色をそろえます。たとえば、ススを表現するのであれば黒系、泥を表現するのであれば茶色系。その他の色もあれば、アクセントとして使えることもあります。
なお、ここで使用するパステルは、ソフトパステルと呼ばれるチョークのようなタイプです。オイルパステルの場合、ウェザリングの方法が違いますので、ご注意を。 |
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カッターの刃を軽くあてて粉にします。大変軽い粉ですので、息で飛んでしまいますので、取り扱いに注意しましょう。 | ||
パステル専用の筆を使用して、少しずつ根気よくウェザリングを施します。
汚れは水と一緒に高いところから低いところへ流れますので、流れに沿うように上から下へと筆を運びます。パンタグラフ周辺、配管、ランボードの脚など、汚れがたまりやすいところと、そうでないところで汚し方を変えてあげます。 実は犯罪捜査の時の指紋採取と似たようなことをやるわけですから、車体に指紋がついていると見事に浮き上がってきます。手袋をして作業をしましょう。 |
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キッチン用ペーパータオルなどやわらかい紙でなぞるように余分なパステルの粉をふき取りつつ、全体の調子を整えます。
なお、くどくなりますので、屋根と床下のみのウェザリングにとどめています。 最後にオーバーコート(フラットベースをシンナーで薄めたものか、半つやのクリアラッカー)をかけて定着させます。 |
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