リトリーバーの作り方

京都市電600型をスクラッチ工作の際に使用するリトリーバーを自作しました。市販パーツは価格も安くちょっと加工して使えば使えないこともないのですが、形に少しこだわって作ってみました。京都市電タイプに関わらずほぼ同じ方法で作ることができますので、ぜひ試しに作ってみてください。

なお、旋盤を使えばより簡単に作ることができますが、ここではドリルさえ持っていれば誰でもできるドリルレースで作成しました。


 

細い真鍮丸棒の中心に穴をあけるのは面倒なうえ、肉厚のちょうどいいパイプがありませんでしたので、真鍮パイプを2本と真鍮丸線をハンダ付けして、さらに真鍮板にハンダ付けしました。

あいにく手持ちの2種類のパイプのサイズが合わず、すかすかでしたので、ハンダを多く流し込んでいます。すこしみっともないですね。

真鍮丸棒の中心に穴をあけて丸線を差し込む、あるいは、いきなりドリルレースで形作る方法でもできると思います。

真鍮板から糸のこで切り出して、ドリルレースしました。
リトリーバー前後をボルト止めする部分は、リトリーバー本体に穴を貫通させ、真鍮帯板を通してハンダ付け、その後帯板をヤスリで整形して作りました。

整形作業の際には、ピンバイスにくわえて作業をすると楽に出来ます。

最後に糸のこの刃をを縦横と使って溝を掘り、ロープの巻き取り口を作ります。
出来上がりました。


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