サウンドコンタクトの作り方

蒸気機関車にサウンドを搭載する場合、機関車に同期させてブラスト音を出すためにサウンドコンタクトが必要になります。(電圧、機関車のスピードに合わせて、自動的に同期させる物もありますが、一般的にはサウンドコンタクトを入れます)

市販されているサウンドコンタクトには、天賞堂、サカツウ、Grizzly Mountain Engineering などのドラム、カム型や、SoundTraxx のフィルム型がありますが、ここではサイズ、取り付け位置や車軸径の違いにより市販品が使えなく、自作する方法を紹介します。

自作により、機関車本体の同期にこだわらなければ、テンダーに搭載し、テンダー、エンジン間の配線を省略することもできます。製作自体は簡単ですが、動輪の分解が必要になりますので、ご自身の責任にて。


 

プロトラクターを用いて正確な角度で接点位置をけがきます。素材は、電気を通し加工しやすい物を選びます。作例では 0.8mm 厚の洋白板を使っています。

2シリンダー機では、2 あるいは 4 接点、3シリンダー機では 3 あるいは 6 接点となりますが、最初に多めに接点を切り出し、試運転を行って減らしてもいいでしょう。

Shay の場合、8 接点で、2接点ずつを近寄らせるといい結果が出ました。

車軸に通す下穴をあけ、外形を糸のこで切り出し、ヤスリで整形します。

下穴は、車軸より若干小さな穴をあけます。

車軸と同じ径のリーマーで穴を整形します。
私の使用しているハンドリーマー (3.0mm 径) です。
車輪に圧入し、完成です。
おまけ:

試しにテンダー車輪に入れてみました。動輪と同期できませんが、動輪にコンタクトを組み込めないケースや、貨車に組み込むなど応用できると思います。


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