手すりの作り方

キットにはあらかじめ折り曲げ済みの手すりがついてくることがありますが、中には自分で用意しないといけないキットもありますし、自作車両の場合にはもちろん自作する必要があります。手すりに限らず、ステップなど細い線材を正確に同じ幅で曲げるのは意外に苦労するものですが、折り曲げ治具を作ることで簡単に正確に工作できます。


 

手すり治具の作成 手すり治具を作成します。

まず、1.0mm 程度の厚さの真鍮板に、車体にあける手すり用の穴と同じ幅(手すりの幅になります)に正確に穴をあけます。

この時片側は真鍮板の端に近いところにあけること。

真鍮板は、乗務員ドア用の手すりの様に根元で折れているタイプの手すりを作る際には、どの程度の長さで折り曲げるかを考えて、厚さを選んでください。

治具の作成つづき 真鍮板の端に近い側を先ほどあけた穴が半円程度になるまで丁寧に削ります。

この半円部分がガイドになって、正確に手すりを曲げることができるようになります。

手すり折り曲げ あらかじめL型に曲げた線材を穴に通し(半円ではない方の穴)、軽くペンチかやっとこで押さえながら、半円の穴をガイドにもう片側を折り曲げます。

これで、コの字型の手すりは出来上がりです。

手すり曲げ 根元が折れ曲がっているタイプの手すりを作るときには、半円ではない方の穴の裏側で折り曲げた後一度手すりを字具から取り外し穴を入れ替えて、反対側を同様に折り曲げ、最後にペンチで形を整えます。
出来上がった手すり 出来上がった手すりです。

治具を作ることにより簡単に正確に手すりを作ることができますので、これまで苦手だと感じていた方はぜひお試しください。


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