台車フレームの自作

最近は数々の台車が市販されるようになり、台車に困ることは以前に比べれればはるかに少なくなったと思います。

その反面、ロスト製の台車は精密だけど高価すぎて購入をためらうこともあったり、また私の好んで作る車両用の台車は似たものもなく、まして発売されることは絶対と言い切っていいくらいないものばかりです。

今回はとりあえず台車フレームの自作を紹介します。このあと台車の原型を作り、このフレームに、レジン、あるいはホワイトメタルで複製した台車本体を貼り付ける予定でいます。

実を言いますと台車の自作は、まだまだ試行錯誤の段階でして、こうしたらいいかもしれないなどと言う、ご意見などございましたら、ぜひお寄せください。


 

穴あけ 台車フレームの素材は、あまり薄すぎては十分な強度がありませんし、厚すぎると台車自体が厚ぼったくなってしまいます。今回は、0.8mm の真鍮板を利用します。

走行性能に影響しますので、正確なケガキは必須です。軸距離を元に、ボルスター固定ねじの穴と、軸受け部分の穴をあけます。

切断 フレームの形を切り出します。この段階で外形を気にする必要はありません。のちほど原型を複製した台車本体を貼り付ける前に、その形に合わせて整形するつもりです。

 

ボルスター固定ねじの工作と軸受けメタルの取り付け ボルスター固定ねじ部分に、薄く切った真鍮パイプを半田付けし、ボルスターが動くようにします。さらにボルスターが回ってしまうのを防ぐために 1.0mm の真鍮角線を半田付けしました。

軸受け部分には、軸受けメタルを半田付けしました。写真は、ピボット軸用のものです。

完成 完成した台車フレームです。十分な強度を持っていますので、台車本体をレジンで複製して使用しても、実用上まったく問題ないと思います。


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