2段窓枠の工作

窓の2段化工作は、手間がとてもかかりますが出来上がったときの満足感は作った人にしかわからない、そんな充実した気持ちにさせてくれます。特に窓ガラスを入れた後の奥行き感はモデラーならばたまらない気持ちになることでしょう。手間はかかりますが、特に技術が必要なものではありません。ぜひ、チャレンジしてみてください。


 

2段窓上段は、実際の窓枠のサイズに、下段は、車体にあけた窓の幅にケガキ、おおよその穴をあけます。

車体に取り付けて、現物合わせで整形したほうがきれいにできますので、ヤスリがけは車体に取り付けてから行います。

キットの窓枠利用の場合、下段の窓枠をあらかじめ少し削ってから半田付けするとあとの工作が楽になります。

上段窓枠を車体に半田付けし、ケガキ線に合わせてヤスリで整形します。窓枠をヤスリがけするときにはかなりの力が加わりますので、半田付けはしっかり行います。

下段は、車体側の穴のサイズに合わせて削ります。削りすぎて車体側の窓穴を削らないように注意が必要です。

下段窓枠は、凹型に切り出します。ロ型にしますと、整形がめんどうになりますし、下段窓枠上部は、上段窓枠に隠れますので、ロ型にするまでこる必要はありません。
下段窓枠を上段窓枠の上に重ねて半田付けし、上段の窓枠にきちんと合わせてヤスリで整形します。

あまり目立つものではありませんが、窓枠が2段になることによって、少し奥行き感出て、単にキットを組み立てたときとは違う満足感を味わえます。

2段窓

出来上がるとこんな感じになります。(京阪1300型、非運転席側妻板窓より)


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