床板台枠の表現
電車に限らず、床下工作と言うと、資料不足、目立たないことから、どうしても工作の手を抜きがちですが、車体同様ちょっとした追加加工をするだけで、だいぶ雰囲気が変わるものです。
正確な台枠にこだわらず、あくまでも雰囲気を楽しむために私が行っている方法を説明します。
運転台部分の床下に、連結器、ジャンパー栓などの床下器具を、車体下部と同じ高さに取り付けるために真鍮板を切り出して半田付けします。
アングル取り付け位置を車体下部から 3.0mm / 床板の厚さが 0.6mm の場合、1.5mm 厚強の真鍮板でおおよそ車体下部とつらいちになります。 ダミーカプラーを使用する場合、写真の様にさらに高さをだすために真鍮板を重ね、連結器カバーを模して切り出した真鍮板を半田付けします。 ケーディーカプラーなど、実際に連結を行うカプラーの場合、高さを出すための真鍮板、連結器カバーの工作は不要です。 |
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運転台のない側(ドローバー、あるいはケーディーカプラーを使用)にも、真鍮板を切り出して半田付けし、ドローバーが車体下部とほぼ同じ高さになるようにします。
車体固定用のネジ穴をつぶさないように、真鍮板は縁取りをします。 連結器部分の工作が終わったら、床板の左右に 1.0 x 1.0mm の真鍮角線を半田付けします。 |
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非動力車(モーターを搭載しない車両)の場合、床板中央に、チャネル材を半田付けし、台枠を表現します。
適当なチャネル材が手に入りませんので、私は、1.5 x 5.5 x 1.5mm のチャネル材を 0.3mm 厚の真鍮板から自作しています。 台車部分にチャネル材を通すと、センターピンの固定に苦労しますので、写真のように工作しています。 |
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続いて、等間隔に、1.0
x 1.0mm
の真鍮角線を半田付けし、梁を表現します。
この時点で、床下器具の取り付け位置はまだ考えません。あくまでも等間隔に取り付けます。 |
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床下器具を取り付ける位置に必要であれば、1.0
x 1.0mm の真鍮角線を半田付けします。
不自然でなければ、等間隔に取り付けた梁と平行に同じ長さで取り付けますが、一般には床下器具の大きさに切り出して見えなくしています。 |
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上の写真の部分にブレーキシリンダーを取り付けるとこうなります。 | ||
運転台下に、ステップ、ジャンパー栓を取り付けました。作例のステップは真鍮板からの自作です。 | ||
これまでの写真と車両が異なりますが、出来上がるとこんな感じになります。エアータンクとブレーキシリンダーには、簡単な配管も施してあります。床下器具取り付け板による工作よりもメリハリがありますので、ぜひお試しください。
なお、写真右下のコンプレッサーは台座のみ取り付けてあります。コンプレッサー本体は塗装後。 |
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