京阪3000系

京阪特急電車を好きになったきっかけの車両
です。テレビカーと言う響きがいかにも関西的
と感じるのは私だけかもしれませんが、無機的な
アルミ車両が続々投入されていく関東の私鉄を
見ていた私には関西の私鉄はとても新鮮に
感じると共に、テレビカーの名前にすごく親しみ
を感じました。京都駅から大阪に向かうのに、
わざわざ三条まで行って京阪電車に乗った
のは今は昔の思い出です。

余談ですが、譲渡先富山地鉄の10030系の
塗装を見ると悲しくなります。

フェニックスのキットを使用しています。
4 + 3 の編成を組みましたが、3連キットが手にはいら
なかったので、4連キットをふたつ使っています。
余った T 車1両は今でも手元に手付かずで残って
いますが、使い道がありませんので、いつまでも
このままかもしれません。

台車は自作していたのですが、京都模型の
発売に合わせて購入しました。当時、モデル
ワムさんに台車の件ではお世話に
なりました。ただし、当時の値段 2800円の
台車はすごく高く感じました。まあ、ロスト製
ですから仕方ありませんけれど。

今もたいした工作力はありませんが、当時は
まだまだ真鍮工作は未熟な上、工具もろくに
揃ってなく、今となっては各所に雑な工作が
なされています。ただ、ばらばらにして作り直す
以前に、思い出がたくさん残っていますので、
アメリカに持ってきてから、下手は下手なりで
工作を続行しました。
さて、完成はいつになる
ことやら・・・このページ書き始めの時点で、
T, M 車が各1両ずつ完成しています。



京阪3000系
 

完成した T 車です。内装には、カツミの特急用クロスシートを塗装して使用しています。シルバーシートはヘッドカバーはライトブルー、その他は白を入れ、ドア部にはプラ版で補助いす部分を作ってみました。 T 車内装
M 車屋上です。パンタ周りの配管は、0.4mm の真鍮線を中心に 0.8 x 0.2 mm の帯金をベースに割りピンで留めてあります。もう 15 年ほど前の工作ですので、避雷器周りの配管など、今見ると恥ずかしい出来具合です。若き日の思い出としてそのまま塗装してしまいました。ドレメルも持っていなかったですし、それほど当時は苦労しましたし、お金もあまりない頃でしたので、0.3, 0.4mm ドリル刃を折るたびにどん底に落ち込んでました。

動力は、パワートラック WB-26 を使用しています。キットは、インサイドギア前提で床下が作られていましたが、パワトラ用に加工しました。はっきり言って走りは悪いです。MP ギアを知ったのは模型工作を再開してからのことでしたので、手遅れと言うか、がんがん走らせる環境もないのでこのままにしてあります。

M 車屋上
未完成の TC 車前面です。2次車をプロトタイプにしましたので、スカート切り欠きあり、電磁密着連結器です。エコーの気動車用貫通幌を加工の上、洋白板を貼り付けてあります。 TC 車前面
同じく未完の TC 車です。テレビカーインレタは、TOYO モデル製。あまりにも古かったので、粘着力が落ちていて苦労しました。方向幕の特急の文字は、今でこそパソコンで簡単にできますが、15年程前に作ったものです。会社のワープロで打ち出して、さらに赤いトナーでコピーを縮小に縮小を重ねて作りました。その時の思い出にパソコンで新たに作らず使用しています。

テレビアンテナは、真鍮線、真鍮パイプで自作しましたが、なにぶん大昔のことゆえ、素材のサイズは忘れてしまいました。ぼろぼろの設計図が残っています。

テレビカー

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