国鉄 C53
その2


2005年12月27日

第1動輪と先輪のイコライジングをどうするか考えがまとまらない(相変わらずの無計画工作です)ので、気分を変えて、シリンダーの工作に移ることにしました。

まずシリンダー妻板を 0.8mm 厚真鍮板で作りました。キットの物と比べ、幅も狭く、また折れ曲がりもきっちりと出ていいですね〜

実はこれのために 13mm 化を決意したと言っても過言ではありません。

2005年12月29日

シリンダーを組み始めましたが、キット付属のシリンダー前後蓋が実車の持つイメージとどうも合いません。旋盤で 0.4mm 厚く前後蓋をひきました。

市販のロストパーツですと、ニワのC51用が一番 C53 に雰囲気が近い気がするのですが、厚みが気に入らないのと、作れそうな物は下手でもいいから作るのが目標ですので自作することにしました。

シリンダー後部蓋のディテールをつけます。まずは、0.8mm の真鍮板を切り出して写真のように加工しました。
2005年12月30日

各種真鍮材を使って、シリンダー後部蓋のディテール工作を進めました。これに注文した内径1.2φの精密パイプを通せば、実車に近い形になると思っていますが、なにぶん資料があまりない状況で作っていますので...

しかし、こんなにのんびり作っていては 10年以上完成まで時間がかかるかもしれません。

2005年12月31日

シリンダー前蓋の工作をしました。

ピストン先棒案内は、自作するか、ロストを使うか、さんざん悩んだあげく、ニワの C51 用先棒案内を使いました。そのままでは高さが足りませんので、旋盤で台座をひき取付けました。

安全弁は、0.8mm 真鍮丸線をドリルレースした物です。

後蓋にも 0.8mm 真鍮線をドリルレースした安全弁を付けました。

これで 2005年の工作は終了。区切りのいいところとは言えませんが、今年は趣味の楽しみ方が一皮むけたような、そんな1年でした。

手前味噌な工作ばかりですが、来年もどうぞ懲りずにお付き合いください。感想等、いただければ幸いです。

2006年1月1日

あまり細密化にこだわるつもりはないのですが、シリンダーの油壷は省略するには惜しいほど目立ちますので作りました。

1.0mm の真鍮線をドリルレースしたあと、0.25mm の燐青銅線を差し込み、0.6 x 0.4mm の真鍮帯板を台座に取付けました。

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