国鉄 C53

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昭和に入ると、列車車体の鋼体化ならびに高速化、
長編成化に伴い、C51 よりさらに強力な機関車が
必要になり、登場したのが C53 です。
国鉄型唯一の 3 シリンダー機です。

キットは安達の C53 前期型
総合キットのため、ロスト部品が多く入っていて
ほぼ追加部品なしにそこそこのディテールで
組むことができそうです。これだけ標準で
ロスト部品が入ってますと、数は少ないながら
入っているひきものの部品が妙に浮いて見えて
仕方ありません。

ボイラーはテーパーがついていて非常に実感的です。
主台枠は軸箱稼動、ドロップ製で担いバネが表現
されています。ブレーキ引き棒が省略されていますので、
下周りはそのあたりから工作することになると思います。
また、グレスレー弁装置はぜひ表現してみたいところです。
第3シリンダーもロット共々表現したいのですが、動力が
第2動輪経由ですので、これを第3動輪に持っていく必要が
生じ、こちらのほうはできるかどうかわかりません。

車両自体、3シリンダーでメンテナンスが困難
だったこともあって、早くから廃車にされ、
資料集めに苦労する車両です
。梅小路にそう
簡単に行けるわけでないですし。




安達 C53 前期型

2005年11月29日

いろいろ考えた結果、シリンダー部の形状がどうしても気に入らず、13mm 化することにしました。それに伴い、これまでの工作は全部やり直しとなります。

とりあえずは、主台枠をばらしました。カシメてあったスペーサーは糸のこで切断。ハンダ付けした自作のスペーサーは、バーナーであぶってはずしました。この後、図面を参考に主台枠の変更が必要か検討します。

2005年12月25日

主台枠をばらしたついでに、安達式のバネによる動輪のイコライジングが好きになれませんので、イコライザーを作ることにします。

まずは、第2、第3動輪用のイコライザーを、0.5mm の洋白板で作りました。高さを正確に揃えるために2枚の洋白板を貼り合わせて作成しました。

形、高さを揃えたところで、熱を軽く加えて分離、ヤスリできれいにして出来上がりです。

もう少し線を細く作らないと、せっかくの主台枠が抜けているのが台無しですね。まあ、モーターが入るのでどうせ見えなくなってしまいますので強度優先とします。

2005年12月26日

風邪をひいてしまい体調が今ひとつの1日でした。工作もほんの少し。

4mm の洋白丸棒を旋盤加工のあと、2mm のダイスでネジを切って、イコライザー固定用段付きネジを作りました。

主台枠には、2mm のタップでネジを切り、イコライザーは、動輪軸受けに当たらないように整形しました。

イコライザーを組み立て、主台枠裏側から見た様子
表側から見るとこんな感じです。モーターが入るので、イコライザー自体はそれほど目立たないと思います。

主台枠をばらす前のカシメピンの後をハンダで埋めてありますが、後日整形予定。

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