D&RGW K-27

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数年前にアメリカ大陸を車で横断、各地の国立公園を周った際に、
Cumbres & Toltec Scenic Railroad,
Durango &Silverton Narrow Gauge Railroad を訪れ、
すっかりアメリカ型ナローゲージの虜になってしまいました。
折りをみて何か作りたいと思っていたのですが、
資料はともかく動輪を含めた自作すると非常に手間がかかる
部品もあって、夢を見る日ばかりが過ぎました。

そんなある日、モデルワム店主の徳永さんが
アメリカ型ナローの大ファンとお話を伺いました。
いろいろ話をさせていただいたところ、
O スケールの K-27 パーツがすべては揃わないけどあると伺い、
くらくら、即座に作る事となりました。
何分、昔のパーツなのでかき集めるのに
時間がかかるとの事でしたが、
そんなことは関係ありません。
できるところから始めることにしました。

D&RG K-27 は、ボールドウィン社製の
3フィートナローゲージの2-8-2ミカドタイプ蒸気機関車です。
ナローゲージとは言っても、
日本のそれとは違い、
C62, D52 並みの大きなボイラーを抱いた、
さすがアメリカ型と呼べる大きな釜です。
ロッドに付いたカウンターウェイトがとても印象的です。

工作開始時点でプロトタイプは選んでいませんでしたが、
D&RGW #461 グリーンジャケットを作る事にしました。
O スケールでの工作になりますので、
手を入れる分、時間がかかると思いますが、
ライフワーク並みの覚悟でいいものを作りたいと思います。


2008年3月16日

とりあえず届いたパーツです。

主台枠、テンダー本体、キャブ屋根、前妻、シリンダーカバー他が届きました。ナローながら、アメリカ型 Oスケールはやはりでかいです。ドームが、1/80 C62 のボイラー並みの太さです。

資料となる 1973年の Model Railroader も手配済み。すぐにでも工作開始したいところですが、次のパーツが届くまで、とりあえず設計作業程度にとどめておくつもりです。C62 を仕掛かりにしないためにも、じっと我慢...

2008年9月6日

2週間の日本出張の仕事の後、モデルワムに行き、さらにパーツを手に入れてきました。店主の徳永さん、すべては揃わないけどと言うことでしたが、予想以上のパーツの数に驚きました。2時間あまり箱を漁って、予備を含めて選びました。

今日は、持ち帰ったパーツの仕分け、整理をしましたが、細かいパーツはよくわからない物が多く、後日、工作をしながらの事になりそうです。

この写真は、ボイラー、キャブを含めた上回りパーツ。ドームと煙室扉があるだけで、かなり助かります。左上の大きめの真鍮板は最後に残った丸める前のボイラー。穴があいた板をきれいに丸める自信はありませんので、サイズ出しに利用して、あらたに真鍮板から切り出して丸めてから穴あけをするつもりです。

こちらはテンダー関係。テンダーひとつはほぼ組み上がっています。あっさりしていますが、よく見るとディテール入っています。

下回り。動輪は、7つ残っていました。1輛分揃っているか未確認です。ギアも入っていないので、一度抜く必要がありますね。

ロッド類は未加工、クロスヘッドは公式側しかありませんので自作するしかなく、下回りはかなり自作部分が多そうです。

幸いなことに主台枠が1輛分、ほぼ完成状態。これだけでもだいぶ気が楽になります。

サイズの比較用に、1/80 の C62 の主台枠と並べてみました。前台枠がありませんが、これだけでもとても大きく感じます。

未分類のパーツはこんな状態。正直、なんだかわからないパーツがたくさんあります。

パーツケースを買ってきましたので、近々、PSC の O スケール蒸気機関車パーツカタログを手に入れて、時間をかけて分類して行こうと思います。

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