みなとみらい線 Y500系
その4

 

● B) ピクア社のレジストシートの場合

ピクア社ホームページのエッチング倶楽部という商品を注文します。

ドライフィルムの時に使用した図面を白黒反転したものに変更し、レジストシートの緑色の部分にレーザープリンターで印刷します。

カラーレーザーがベストなのですが、モノクロでも使用可能です。別の紙に印刷しレジストシートにコピーした場合は精度の問題があるのでおすすめしません。

印刷できたらレジストシートを電気オーブンに入れ150度で1分間加熱します。カラーレーザーの場合はこの作業は不要です。そのあと、レジストシートの緑色部分の消去→リタックシートへの転写→真鍮板への転写という手順になります。詳細はピクア社のホームページを参照して下さい。

レジストシートの緑色の部分の消去は馴れればそれほど難しくはありませんが、緑色が消えても水溶性の糊を完璧に取らないとあとで失敗します。ポイントはリタックシートへの転写の時です。レジストシート(紙)とリタックシート(ビニール)は水に濡らすと伸び方が異なるため、(紙はふやけてビニールは伸びない)ここでラインの切断、曲がりが生じやすくなります。よって慎重な作業が必要です。

なおリタックシートへの転写時、水に濡らす前に市販のラミネーター(温度設定付で安価なもので充分)に通すとうまくいきます。
リタックシートに転写後も、すぐに裏側の糊を除去しないと糊が乾いてしまい、真鍮板にパターンが付着しません。

うまく転写できれば、塩化第二鉄で長時間浸しても喰い付きは良好です。

窓抜き部分はバリがあるのでヤスリで修正しします。抜けていないところもあります。
写真はエッチング中にパターン切れが生じたので一旦引き上げてシンナー漬けにしたものです。

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