国鉄 C53
その12

モーターとギアボックス 懸念事項だったモーターとギアボックスは、結局古い珊瑚の12mm 9600キットからギアボックスを失敬して組み立てました。

モーターは、サガミ1624、十分に火室内に収まる大きさです。

内側クロスヘッドを作ります。

滑り金部分は、0.8mm厚の洋白板、クロスヘッド本体は、0.4mm の洋白板です。1.0mm の真鍮角材を滑り金部に 0.4mm 洋白線によるカシメ併用でハンダ付けします。

真鍮角材を挟むようにクロスヘッド本体をハンダ付けし、0.5mm の洋白線で3カ所かしめ強度を持たせました。

さらに 1.0mm 洋白丸棒を 0.4mm の洋白線によるカシメ併用でハンダ付けしロッドとしました。

なお加工しやすいように、工作中は滑り金部を完全に切り出さずに作業しました。すべてのパーツの接合部は、力が加わっても破損しないように、合計6カ所、カシメ併用のハンダ付けを行っています。

キサゲ処理をしていませんが、できあがったクロスヘッドです。ほぼスケール通りですが、さほど見えるところではありませんので、ディテールにこだわってはいません。実用本意。
主連棒と一緒にしてみると、いい感じです。
中央滑り棒を作りました。

手元にあった適当なチャネル材と 0.4mm 厚の洋白板を加工しました。とりあえずセンターシリンダー上部にハンダで仮止めして動かしてみました。まずまずですが、余計なストレスを逃がすために、滑り棒をシリンダーに直接固定しない方が良さそうです。何か方法を考えてみるつもりです。

裏側から滑り棒と、クロスヘッドを見たところです。

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