国鉄 C53
その13

2005年8月8日

滑り金をシリンダー部に固定するための工作を行いました。

シリンダーに直に固定するとクロスヘッドの動作によってストレスが発生しますので、余計な力を逃がすために、シリンダー部と滑り金の間に燐青銅板でバネを入れることにしました。

バネは、0.1mm 厚の燐青銅板を滑り金に 0.5mm の洋白線のカシメ併用でハンダ付けしました。

シリンダー側には、1.0mm のネジを切って、ネジ止めしました。上下ばかりでなく、わずかですが左右にも振れますので、滑り金はスムースに動きます。もっとも抵抗がまったくないわけではありません。完成後にシリコングリスは必須でしょうね。デルリン材を摩擦の発生する部分に使用すればいいのでしょうが...

滑り金とクロスヘッドの影響で、モーションプレートはキットのままでは組み込めません。どうせ加工するなら、こうなったらグレスレー弁装置の稼働も行いたいです。そうなると加減リンクの稼働も必須ですので、ますます深みにはまりそう。どうしようかな〜

2005年8月9日

外側蒸気室から給水温め器への配管を作りました。止弁は、珊瑚のC51用のパーツのコック部分だけを切断、穴をあけ、0.8mm 真鍮線を通して仕上げました。コックの向きは今ひとつ自信がなかったので、蒸気機関車設計図にならいました。

キット通りに組むと、給水温め器はデッキ下に固定することになりますが、配管をしますので、主台枠先端に固定する必要がでてきます。さらに、シリンダー本体も半固定状態にする必要があり、この先の工作は難儀を余儀なくなれそうです。

グレスレー弁、やっぱり動かしたいです。でも、まだ考えがまとまりません。下手をするとまたこのまま半年御蔵行きかも...

2005年8月10日

給水温め器への配管の先台車への干渉が気になりますので、先台車を組み立て調べることにしました。

先台車は部品数こそ少ない物の直角、平行をきちんと出すのに苦労しましたが、なんとか軽く回るようにできました。

先台車と配管は案の定干渉していました。修正を加えるにあたって、より実車に忠実に配管を修正しました。

給水温め器側の配管に、エコーモデル No.1144の管継手をいれました。配管の角度を調節し、先台車が首を降ってもぎりぎり干渉しない位置でしっかりと固定しました。

先台車の位置と 16.5mm ゲージを考えると、配水管は適度に省略しないと入りそうもありません。

2005年9月30日

久しぶりに C53 工作です。

第1動輪に天賞堂のサウンドコンタクトを入れたものの、中央シリンダーの主連棒と干渉する恐れがありますし、第1動輪からラジアスロッド駆動用動力を取り出したいと思っていますので、薄く小型のサウンドコンタクトを0.8mm 厚の洋白板から自作しました。

[車両工作のお話]に戻る [前]に戻る  [続き]を見る


Copyright (C) 2005, 師匠 All Rights Reserved.