国鉄 C53
その6

第2動輪クランク軸工作開始 第2動輪用クランク軸の工作を開始しました。切り出した洋白ブロックをフライス盤で大まかな形に削り出しました。
削りすぎ 2004年9月26日

旋盤の4爪チャックにくわえてセンター出しをして快調に片側の車軸を削りだしたまではよかったのですが、最後の最後に動輪圧入部分を削る際の送りの計算ミス(半径で計算すべきを直系で計算すると言う初歩的ミス)をしてしまい、マイクロメーターで計ったところ 0.08mm の削りすぎ!と言うことで、これは使い物になりません。また最初からやり直しです。ため息が出てしまいました。

久しぶりの旋盤加工は楽しく、センター出しさえできればすぐなのですが、ブロックを削りだすのが面倒でして、再チャレンジはいつになることやら。

第2動輪クランク 2004年9月30日

今回はうまく行きました。精度の必要な車軸が終わりましたので、あとはひたすら穴あけと削るのみです。気長に作るつもりです。

安達の動輪イコライジングは軸箱バネによる方法ですが、どうもバネが硬いしうまく作動する気がしないので、イコライザーを作ろうか考えています。ただ、組みあがっている主台枠をどうしたものか困ったものです。

完成 2004年10月1日

最終加工のしやすさ、強度、そして重量を検討した結果、アルミに素材を変えて作り直しました。さすがにアルミは削りやすいこともあって、比較的早く出来上がりました。最初からアルミにしておけばよかったと少し後悔しました。

左右でほんの少し厚みが異なってしまいましたが、目をつぶることにしました。主台枠に付けてその動きを見てちょっと感動!喜ぶのはつかの間、さてこれからロッドをどう処理するかなどの問題がまだ残っています。

またまた作り直し 2004年10月2日

昨日作ったものですが、クランク軸の強度が明らかに不足していそうな上に軸位置が車軸から遠く離れ過ぎているため、またまた作り直しました。試作を含めて7回目にして、やっと満足の行く物が出来上がりました。手持ち在庫パーツの天賞堂C53動輪用も一気に作りたかったところですが、さすがに他の工作がしたくなりましたので、追加分はまた後日。

センターシリンダー作成 ものすごく久しぶりに半田付け工作をしました。

センターシリンダー後部を旋盤でひいて作りました。この程度のものはすぐできる上、シルエットが効果的に見えると思いますので、第2動輪クランクを作らない場合でも作っておくといいと思います。

モーションプレートは、第2動輪にセンターロッドを通す関係上、キットのものそのまま使うことができません。シリンダー部と合わせて、きちんと設計しながら作らないと駄目そうです。この時点で設計も何もしていない行き当たりばったり工作をまたやっているのがばればれですね。ついでに中央蒸気室の表現もどうするか、まだ未定。グレスレー弁工作などはるか先と踏んでいますが...

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