国鉄 C62 2
その 4

2007年12月31日

2007年最後の工作は、C62 となりました。京阪電車に手を出したりとなかなか進みませんが、来年ものんびりお付き合いください。

プレスのシリンダーカバーを 0.2mm 厚洋白板から作ります。点検蓋はアクリルカッターで筋を入れて表現しますが、洋白板を切り出す前に筋を入れておくと、むらなくきれいに筋を入れやすいです。多少、洋白板に無駄が出ますが、小さな端切れもあとで重宝する場合がありますのでジャンクボックスに入れておきましょう。

切り出したシリンダーカバーに穴をあけて、エコーモデルの空気弁セットを仮に付けてみました。キット付属のシリンダーカバーと比べるとシャープさが違います。ちょっとした工作で効果絶大ですのでぜひお試しを。

と言うことで、本年の工作は終了。来年もどうぞよろしくお願いします。

本日の使用パーツ:
エコーモデル
No. 1017 空気弁セット 682円

本日のパーツ使用金額: 682円
本日までの合計金額: 80,110円

2008年1月1日

シリンダーカバーにリベット、点検蓋の蝶番、留金用の穴をあけました。穴あけはケガキ傷が残らないようにすべて裏側から行いました。ドレインコックの穴はカバー下部を丸める際にきれいに丸める妨げになる恐れがありますので、裏側からポンチを打つだけにしておき、丸めた後あけます。なお、シリンダーカバーは、端部を丸めやすいように 3mm 長めに切り出してあります。

穴あけ終了後、シリンダーカバー上部を少し曲げて起こしました。薄い洋白板を使うことにより、16.5mm では目立ちにくいシリンダーカバーの特徴をキット付属のカバーより少し強調することができるようになります。

点検蓋の蝶番は、0.3mm の穴をあけたところに、コの字に曲げた 0.25mm 真鍮丸線を差し込んで、裏側から押えながら少量の半田で固定しました。穴から前面に極少量の半田が流れ出して、真鍮丸線と洋白板の隙間を埋め、いい具合に仕上がります。

さて、明日から平常通りの生活です。日本のようにもう少し正月休みを楽しみたいところです。

本日までの合計金額: 80,110円

2008年1月4日

今日は日本で言う台風並みのストームでした。ベイエリアはしばらく悪天候が続くようです。

シリンダーカバーの点検蓋の留金を作り始めました。

0.35mm 厚の真鍮板を写真右のように T 字型に切り出してから、ヤスリで軽く段差を付けつつ角を取り整形します。写真では段差がわかりづらいですが、軽くつけてあります。同じ物を8個作るのは骨が折れます。空気弁がロストで出るなら、こういう面倒な物もあってもいいのにな〜なんて思いながら作っています。まあ、ロストで出ても作っちゃうかもしれませんね。

本日までの合計金額: 80,110円

2008年1月5日

どうも作業効率が悪いうえに、今日から NFL プレーオフ。なかなか工作は進みません。

とりあえず片側のシリンダーカバーができあがりました。

残りの留金を作り半田付け後、空気弁を半田付け。シリンダーカバー下部をピンバイスの枝に巻くようにしてゆっくり曲げて行き、最後はシリンダーになじませて曲げました。曲げ終わったところで、長く切り出した部分を切断、ドレインコック用の穴をあけました。

リベットはすっきりと仕上げたかったので、0.3mm の洋白丸線を使用しました。なお、リベット穴は 0.28mm であけました。少しきついですが、半田付けする際に位置決めが楽です。

本日までの合計金額: 80,110円

2008年1月6日

残る片側のシリンダーカバーを同様に作り、安達製作所 C62 北海道仕様 部品キットのドレインコックを半田付けし、シリンダーカバーが出来上がりました。シリンダーに固定はしていませんが、はめ込んでみた感じはまずまず。

ドームはプレスによるひずみが表面に出ていますので、油目のヤスリと #400 のペーパーで、ひずみを取ると同時に裾を限界まで薄くします。

整形時にリベットを削り取ってしまいましたので、穴をあけ直して 0.3mm 洋白丸線を植え直しました。

本日の使用パーツ:
安達製作所
No. 204 C62形 北海道仕様 部品キット 21,000円

本日のパーツ使用金額: 21,000円
本日までの合計金額: 101,110円

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