京都電燈デナ21
(叡山電鉄)

その19

塗装準備 2005年2月5日

天気予報どおり晴れ渡り気温も摂氏10度程度まで上がりましたので、塗装を決行しました。

すでに酸洗いの済んでいる車体他を新しいシンナーのお風呂に入れて、脱脂し、プライマー吹き付け、塗装の準備をしました。

小物部品は、いつものようにバルサ材に両面テープを貼って仮止めします。集電関連部分には忘れずにマスキングを施します。

プライマー塗装 プライマーをふきました。塗装は写真の作業スペースのすぐ横にあるスプレーブースで行っています。机の上を片付けないで作業をしているのがばれてしまいますね。

プライマーをふきつけたあと、完全に乾く前に、プライマーが固着して欲しくない部分、車体の車番表記、社銘板、ならびにポールのホイール部分のプライマーを鋭いナイフの先で削り取りました。

車体の塗装 車体の塗装を行いました。塗料はすべてマッハカラーです。

車内はニス色にするところですが、あいにくニス色の塗料がなかったので、京阪黄に、京阪赤をごくわずか混ぜて、明るい色で塗装しました。室内灯を取り付けない場合は、室内は明るい色がいいと思います。

続いて、車体をトワイライトエキスプレス色で塗装し、車番、社銘板をナイフで磨きだしたあと、クリアラッカーをふいて調子を整えると共に、磨きだした車番、社銘板の保護をします。濃緑色を選ぶにあたって、近鉄用ダークグリーンとトワイライトエキスプレス色のどちらを使うか悩みましたが、お世話になっている方のお勧めもあったトワイライト色を選びました。気品ある仕上がりに満足しています。

最後に屋根を鉛丹色で塗装して車体の塗装が出来上がりました。

実車の色は本当のところよくわからないのですが、緑の車体にはやはり鉛丹色が一番よく似合いますってことで、実車の屋根がたとえ灰色だったとしても、鉛丹色を使っていたと思います。デナ1 が緑色の際には鉛丹色の屋根だったようですので、あながちうそでもないと思います。

自家製エッチングの社銘板もなかなかの出来栄えです。自画自賛!

パーツの塗装 2005年2月6日

内外装の各種パーツを塗装しました。

イスの青は、スカ線用ブルーで、運転台、ハンドブレーキハンドルの当時の色はわからないので、ポールと共に黒で塗装しました。

出町柳側台車 続いて台車、床下を塗装しました。

室内床板はマッハカラー 236番の新幹線天井色で塗装しました。

床下機器、台車は、当時の色がわからないのでマッハカラー黒で塗装した後、フロッキルの RUST, EARTH, GRIMY BLACK をエアーブラシでウェザリングし、さらにエコーモデルのウェザリングベンガラで台車、連結器周りをウェザリングしました。実車の写真を見るとかなり砂埃などで汚れているようでしたので、EARTH を強めにふいたあと、GRIMY BLACK で調子を整えてあります。

写真は、砂箱の付いた台車のある出町柳側です。

鞍馬側台車 こちらは砂箱のない台車の鞍馬側。

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