京都電燈デワ101
(叡山電鉄)

 その14

2006年4月16日

塗装のことを考え、屋根はねじ止めによる取り外し式にすることにしました。

運転室上部にネジ止め用に 0.35mm の真鍮板を渡し、1.5mm の穴をあけました。1.4mm のネジで屋根を固定します。

屋根の真鍮ブロックに 1.4mm のネジを切ります。貫通していませんので慎重にネジを切りました。

さらに雨どいの縦どいの屋根に付く部分を 0.5mm の真鍮線をつぶしたもので表現しました。屋根が取り外し式ですので、縦どいと分割しないといけませんので、縦どいとの少々の隙間には目をつぶります。

縦どいは、0.4mm 真鍮線を 0.3 x 0.15mm の洋白帯板でとめました。

実は写真を見ていて気がついたのですが、ドア1枚に票差しが付いていましたので、エコーモデルの票差しをハンダ付けしました。運転室を組む前でしたら、簡単にハンダ付けできたのですが、なにぶん安定性の悪い車体ですので少々苦労しました。もう少し計画的に工作は行わないといけませんね。またまた反省。

屋根を載せて、1.4 x 2mm のネジで固定しました。縦どいの出来具合もまずまずです。

これで屋根工作がすべて終了しました。さて、難問の屋根裏梁の工作が待っています。

2006年4月17日

屋根梁を作りました。

本来、アングル材を使って組むべきなのでしょうが、工作の難易度が増す上、それほどの効果もなく、また貴重な精密アングルをたくさん消費してしまいますので、アングル材使用は見送りました。

真鍮板をエッチング、あるいは糸のこで抜く方法も考えましたが、平たいイメージになってしまいますので、これもボツ。

結局、真鍮角線と帯板で組むことにしました。

0.6mm の真鍮角線の2本を平行にし、両端を 0.8 x 0.2mm の真鍮帯板でハンダ付け後、ばらけないように 0.3mm 真鍮線でかしめました。写真上がそれです。

続いて、0.5 x 0.2mm の真鍮帯板をひたすら並べ、0.6mm の真鍮角線で補強材を斜めに入れて写真下のように出来上がりました。

車体に取付け、車体上回りは完成です。

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