その 14
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煙突本体は旋盤でひきました。 PFM KODAMA のものに比べると 0.6mm ほど太く、最上部近くだけにテーパーをかけています。 突っ切りで切断後、下部に 2mm ネジを切り、ネジを切ったドリルロッドを差し込みました。反対側もネジを切り、シリンダー本体にネジ止めすることにしました。これにより、火の粉止めをつけてもばらすことなく組み立てが可能となります。 |
仮組みしてみました。煙突の太さ、形共により実車に近くなったと思います。 |
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2008年11月5日 Spark Arrestor (煙突火の粉止め)を作りました。#60 のメッシュを焼き鈍して、旋盤で目的の太さにひいた真鍮丸棒に数カ所切り込みを入れて巻き付け、真鍮帯板を巻いてハンダ付け。 ハンダが十分まわったのを確認したところで丸棒に巻き付けたまま、糸のこ(#8/0の刃を使用)で切断し、火の粉止め上部としました。 |
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火の粉止め下部は、同じく#60の真鍮メッシュを円筒形に丸め、上部をかぶせた上で少量のハンダで固定。内側に 1.4 x 0.2mm 真鍮帯板を入れてハンダを流しました。さらに、六角ボルトを差し込んでハンダ付け。煙突にかぶせた際に位置が決まるように 0.2mm 燐青銅線を4カ所内側にハンダ付けしました。 |
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煙突にかぶせて出来上がり。まずまずプロトタイプ通りの形にできたと思います。 私事になりますが、こういう小物をどうするか考えながら作るのが、模型工作で一番楽しいです。 |
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2008年11月8日 日中外出しましたが、一日がかりでサンドドームを仕上げました。 手持ちのサンドドームは、蓋も含めて一体のひきもので、あいにく蓋は傷だらけ。さらに砂撒管取り付け部は、切り欠いて砂撒管基部をハンダ付けしてあったのですが、位置がずれていて左右非対称と使い物にならない状態でした。 ドーム本体は、傷のついた蓋を糸のこで切断しハンダを盛って整形後、センターをきちんと出して蓋をはめられるように穴をあけました。砂撒管取り付け部は、一度切り欠き部分をヤスリできれいにしてから、0.8mm 厚の真鍮板をあてがってハンダを盛って整形してから、あらためて穴をあけて砂撒き管を取り付けました。 ディテールとして、ドーム上部六角ボルトヘッドを二カ所と、作用レバーを 0.25mm の真鍮板から切り出してハンダ付けしました。作用レバーが前後するためのスリットは、きれいにあけられる自信がありませんでしたので省略しました。 KODAMA 製品のドーム蓋は開閉しますが、ドーム本体がむくですので、ドーム蓋は固定としました。なお、蓋の取っ手は、プロトタイプにならって穴を一方埋めた上で片支持としました。 |
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