D&RGW K-27

その 15

2008年11月9日

少し気が早いですが、全体の形を把握しつつ作業を続けたいので、ボイラー本体と火室部分を接合しました。強度をあげるために裏側に 3mm幅の 0.3mm 真鍮板を裏打ちしました。接合後、1.2 x 0.2mm 真鍮帯板のボイラーバンドをハンダ付けしました。

ボイラー内側にこて先が通しにくくなりましたが、HOサイズと比べると格段に太いボイラーですので問題ないでしょう。

ついでながら、ランボードの位置を出しやすいように、Check Valve をハンダ付けしました。

Bell Bracket は、PSC製 D&RGW 用ですが、プロトタイプと若干形が異なりますので加工する事にしました。まず、Air Line は切断、後ほど配管と一緒に加工します。

Bell Bracket は、ボイラーケーシングにではなくボイラー本体に取り付けられていますので、実車写真を参考に Bracket より少し大きめの穴をあけ、裏側に丸めた 0.35mm 真鍮板をハンダ付けし、Bracket を付けました。さらに、二カ所に六角ボルトヘッドを付けました。

Fireman 側 Washout Plug (洗口栓) を二カ所取り付けました。Engineer 側 Washout Plug 自体の工作は終わっていますが、取り付けは明日以降。

2008年11月10日

Engineer 側の Washout Plug も取り付けました。

実は昨日作った Washout Plug、よく考えたら最初に作ったものと使用したパイプと外径こそ一緒ですが内径が異なる、肉厚が極少し異なっている事に気がつき、Fireman 側含めてパイプを取り替えて作り直しました。

ランボード工作が途中で止まっていますが、エアータンクをどうするか決めかねています。ランボードを付けない事にはボイラーは先に進めません。かと言って、平日はバルブギア周り含めて下回りをやる気になれません。

と言うことで、キャブ工作に移ります。いただいた前妻は配管などの穴があらかじめあいていますので使えるかどうか気になりましたが、写真等で調べますとほぼそのまま #461 に使えそうです。

そのまま組むのもなんなので、ドアを開放状態で組む事にします。開閉させることも考えましたが、せっかくのディテールたっぷりのキャブに開閉のための無粋なヒンジを付けたくないので、解放固定とします。とりあえず解放状態が多い Fireman 側を抜きました。Engineer 側は解放するか決めてませんが、いずれにせよ、この扉のエッチング表現からすると抜いて作り直した方が良さそうですね。

後妻はありませんので自作、側板はあることはあるのですが、#461 は鋼板を貼っていますのでそのままでは使えません。変に加工するより自作した方が楽そうですので、前妻以外は自作することにします。

2008年11月12日

実車と比べた時の違和感から、連結器解放テコを作り直す事にしました。

テコ受けは、0.15mm 真鍮板に #0 の糸のこで切り込みを入れ、あらかじめ先を丸めた 0.35mm 真鍮丸線を切り込みに差し込みハンダ付け。なお、真鍮板にはあらかじめボルト用の穴をあけ、折り曲げ線はアクリルカッターで筋彫りしておきました。

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