京阪1300型/1700系

[最新の工作状況]を見る

1300型 1312 完成しました

阪急との分離後、初の新造車両であると共に、
京阪特急の元祖と言われる 1700 系と、当初
両運で製造され、1700 系との併結運転用に
改造整備された 1300 型ですが、その併結
運転時代を再現したいとかねてからずっと
考えていました。まだ併用軌道が残っている
時代で、粉塵を巻き上げながら疾走する
写真に感動したものです。

1700系キットは奄美屋の鉄模ショーと
店頭限定で販売されたものです。アメリカ
在住の私は購入できませんでしたので、
1300型ともどもフルスクラッチを考えていま
したが、運良く入手できました。京都の T さん、
ありがとうございます。

キットは比較的最近の奄美屋のキットその
ものと言う感じです。可もなく不可もなくと言った
ところでしょうか。相変わらずコストを落とすため
にすべての部品は入っていません。おまけに、
資料不足とのことで、手書きの説明書には、
屋根上はよくわかりませんので、がんばって
作ってくださいと書いてあります。

1300型はキットはありませんので、
フルスクラッチビルドです。こちらもがんばって
作りますといったところでしょうか。

他の京阪電車の模型同様、
気の長い工作になりそうです。



奄美屋京阪1700系キット

 

やすりがけ まずは紙やすりでプレスのめくれを取り、ボディーの反り返りなどを修正します。毎度のことでしつこいくらいですが、これをやらないと始まりません。
妻板オリジナル さて、いきなり出鼻をくじかれる思いと言うか、妻板の窓のプレス表現を見て少々がっかりです。とても甘いプレスでだれています。これは窓枠部分を削り取って、新たに窓枠を作ったほうが良さそうです。両開きのドアもついていないので一緒に作るところから工作を開始することにします。他の車両に浮気しそう・・・

妻板製作

手持ちの資料と比べたところ、連結側の窓の位置、大きさ共に少し違いました。プレスの甘さに加えて、屋根Rも少しずれていますので、妻板を作り直しました。

1/64 インチ(約 0.4mm) の真鍮板で妻板、両開きドア、窓枠を作り組み立てました。両開きドアは、カッターでスジ彫りし、両開きっぽくしてみました。もう少し厚めの真鍮板で作ったほうが良かったかもしれません。すこしぺらぺらです。まあ、車体につけてしまえば問題ないはずですが。

写真左側はキット付属のもの、右側が今回作ったものです。C53 のブレーキ周りを作るのに疲れたので、気楽に電車を作ろうと始めましたが、のっけからスクラッチビルドまがいの工作になってしまいました。

 

窓枠取り付け 2004年2月6日

窓枠を取り付けます。一気にハンダ付けすると曲がったときに大変ですから、最初は軽くとめて位置がずれていなければ、ハンダを全体に流します。

窓枠はかなりプレスのめくれが出ていますから、紙ヤスリをかけてきれいにしてからハンダ付けします。

妻板取り付け 窓枠を取り付け終わりましたら、自作した妻板を取り付けます。50%/50% のハンダでがっしりととめて継ぎ目を埋め、ヤスリできれいにします。

切妻車体は紙やすりで軽く角を落としますと実車に近い感じになります。

[スクラッチビルドのお話]に戻る [続き]を見る


Copyright (C) 2004-2005, 師匠 All Rights Reserved.