京阪1800系
その 10

真鍮帯板1本では雨どいすべてをまかないきれませんので継ぎ目が必ず必要になります。この車輛の場合、前面の段差部分と妻板前面に継ぎ目を持ってきたくありませんので、車体側面2カ所に継ぎ目部分を作ることにしました。

継ぎ目部分は、真鍮帯板の端面をヤスリできれいに処理した上、しっかりと突き合わせ半田付けします。

私はキサゲ処理がきらいなので(面倒だし傷がつくので)、極力少ない半田で工作をするように心がけていますが、この手の継ぎ目には多少多めに半田を使います。

雨どいの半田付けが終わった車体前方です。

半田付け後、水ペーパーで角を軽く取り、帯板の精度の悪さをごまかしました。

継ぎ目部分は油目のヤスリで軽く整形して高さを揃え、さらに水ペーパーできれいにしました。目立たなくなり、塗装をすればほぼ完璧に隠せると思います。

残念ながら帯板の精度の悪さによる断面形状の違いによる微妙な段差だけはどうしようもありません。まあ、塗装をすればわからなくなるでしょう。

連結面の雨どいは写真のように折り込んだところで切断のうえ仕上げました。

とりあえず1801 の横どい工作は終わりました。1802 も同様に明日以降工作予定。

2007年12月19日

今日は疲れてしまい、あまり工作する気分ではなく、ドア1枚くらい作ろうかなって気分で工作をしましたが、やはりこういう時は駄目ですね。

窓穴をあけた時点でおかしいとは思ったのですが車体に合わせてやはり変。採寸ミスをしていました。

使用した素材は、0.25mm 真鍮板に、ドアレールは 0.2 x 0.15mm 洋白帯板ですが、見事にボツ!

失敗例もたまにはってことで紹介しました。

2007年12月22日

4連休初日は、サンフランシスコ市内の日本町に出かけてぶらぶらとのんびり過ごしました。鉄道がらみの雑誌は、紀伊国屋書店サンフランシスコ支店よりもサンノゼ支店の方が在庫があるようです。

帰宅してから 1802 の雨どいを半田付け。3輛の横どい工作が終了しました。

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