京阪 1900系
特急車

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京阪1900系は 2種類に大別できますが、1810系から
の改造、編入車ではなく新造車の方です。

3000系登場以前にテレビカーとして活躍しました。
淀屋橋などの駅の地下化に伴い、窓に保護棒が
取り付けられ、かなり不評を買ったようですが、
模型工作ではその保護棒を表現するかどうかが
作り手によって好みの分かれるところでしょう。

3000系登場後は特急の地位を明渡し、
3扉化されて普通車運行にまわされました。
銀色に輝くバンパーは普通車降格後も
残され、特急時代の威厳を伝えています。

キットはフェニックスの物で 4連のものと
両運車を1両持っています。両運車は、
登場後まもなく片運改造されていますので、
編成で組むには処理に困るところです。
予備車と言うことで登場時の姿で組む予定。

残りの 4連は中途半端な数ですし、
実際の運用においては、1810系の
改造、編入車と一緒に編成を組まれ
ていたようですので、奄美屋の1810系
キットを1900系として組んで編成化
しようかと考えています。

キット組み立てにあたっての難点は、
まったくもって似ていないヘッドライト
ケースと台車でしょうか。


フェニックス京阪1900系

ライトケース 写真が少しボケていますが、懸案のライトケースをためしに旋盤で削りだしてみました。最終的には洋白かアルミから削りだすことも考えていますが、塗装をするなら真鍮のほうが加工しやすいのでまだ決めかねているところです。

残念ながらちょうどいいサイズのエンドミルもドリル刃も持ち合わせていないので、まだ肉抜きはしていません。実車のライトに似せるのであれば、3.5φ程度のエンドミルで抜くのが良さそうです。エンドミルを手に入れるまで作業が止まりそうな予感・・・

ライトケース 少し深く掘りすぎた気もしますが、ライトケースの試作1号です。真鍮丸棒を旋盤加工しました。2段の穴も旋盤で簡単にできました。

写真右側のライトケースはキット付属のもの、左側が今回作成したものです。あと2、3個試作してみてから量産に入る予定です。

ライトケースのめどがたちましたので、購入後20年近くしまいこんでいたキットもようやく日の目を浴びることになりそうです。

2006年4月29日

突然ですが、まもなく引退してしまう1900系を作りたくなってしまいました。とは言え、編成で作るほどの気力もありませんし、まもなく長期出張になる予定ですので、気楽に始めていつでも中断できるように、両運車1輛を作ることにしました。

両運の 1925, 1926 は、両運として活躍したのはほんの初期だけで、比較的早い時期に改造されてしまっています。したがって、編成の一部として扱わず両運時代の設定で作るつもりです。

まずは、錆びが浮いていた車体を#400の水ペーパーで磨き、ついでにプレスの返りもきれいにしておきます。

保護棒、車体側面ステップ、ドア表示灯などの穴をあけました。

磨きだした車体を傷つけたくありませんので、油性マジックインクを塗ってそのうえに軽くケガキをしてから穴をあけました。

穴あけは久々に活躍、金岡1号。おかげであっという間に穴をあけ終わりました。

2006年4月30日

靴ずりを 0.1mm 洋白板から作りハンダ付けしました。作り方は、こちらをどうぞ。

また、大昔のモデルワム製ドア表示灯を各ドア斜め上に付けました。

乗客用ドアを車体に取り付ける前加工をしました。

まず、ドアの天地方向長過ぎるため車体の屋根カーブに当たりますので、上1.5mmを切断、さらにドア表示灯に干渉する部分を斜めに切断しました。

ドアレールとして 0.3 x 0.15mm 洋白帯板をハンダ付けしました。

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