ある程度のキサゲ処理が終わったら、屋根を取り付けます。屋根板はあらかじめ軽くヤスリをかけて車体に合うように整形しておきます。
はじめに妻板の上を仮止めし、位置決めをします。妻板との位置が決まったら、今度は側板を数ヶ所仮止めし、きちんと位置が決まったところで、車内から半田を流します。 屋根と車体の接合面はすべて雨どいで隠れますので、あまり神経質になる必要もないでしょう。 屋根がついて、とっても電車らしくなりました。 |
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雨どいを取り付けました。特に難しいところはありません。妻板に取り付ける横どいの幅が車体幅に比べ、かなり長いので、取り付け後、きちんとやすりをかけて2段の雨どいがスムーズに側板側の雨どいと合うように整形してあげます。
これで車体はほぼ完成。あとは屋根周りと配管ですが、ここからはほぼ同じところまで作業の進んでいる東急3600/3770と同時に屋根周り、配管の工作作業を進める予定です。 |
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ディテールを追加して、車体の組み立てが終わりました。
パンタグラフの引込み線は、0.7mm 真鍮線と 0.4mm 真鍮線を2本まとめたものを 0.3 x 0.15mm の洋白帯板で割ピンを作って留めました。パンタかぎはずしは、屋根上は 0.4mm 真鍮線で、前面は 0.25mm の燐青銅線と細密パイプを使って表現してみました。避雷器周りの配管は 0.4mm 真鍮線を使っています。 屋上踏み板脇の握り手は 0.3 x 0.15mm の洋白帯板を加工して取り付けました。小さいだけに苦労しましたが、なかなかいい具合にできました。 ワイパーは、手元にあったフクシマのロスト製を取り付けました。 ベンチレーターを含め屋上のパーツは、塗装後に組み立てて取り付けます。
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乗務員室の仕切りを作りました。
1/64インチ(約0.4mm)の真鍮板から切り出しました。非貫通側(写真左)は、0.4mm 真鍮線で保護棒を取り付け。貫通側(写真右)は、0.6mm の真鍮線で柵を作ってみました。床板を取り付けるときに干渉しないように切り欠きを入れてありますが、それでも慎重に床板をはめないといけない作りになってしまいそうです。 うろ覚えの記憶で作ってますので、正しくないかもしれませんが、まあいいでしょう。本人の記憶ではこういう車両と言うことで。 |
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車体と床下機器、特に台車と車体の間がとても間の抜けた感じがしますので、もっとも目立つ床下の配管だけでもそれらしく作ることにしました。資料が乏しいのであくまでも”らしく”です。
平行に並べた 0.4mm と 0.6mm の真鍮線を 0.5 x 0.15mm の帯板で押さえ、床下配管を作ります。 各真鍮線の間に 0.4mm の真鍮線をはさみ間隔を一定にしてから、テープで仮止めして半田付けをしますときれいに仕上がります。 面倒ですが、蒸気機関車の空気作用管の組み立てに比べればはるかに簡単です。 |
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床下側にパンタからの配管を車体側からつながるように取り付けます。動力にパワトラを使いますので、干渉しないように、また不自然にならない位置でカットします。 |
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