東急デハ3600/クハ3770

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戦後復興のために国鉄から払い下げられたいわゆる戦災復旧車。
東急では珍しい他社の車両。もっとも最近の新5000系では、JRの
車両を基礎とした車両もあるわけだけど。

キットは奄美屋のもの
コスト削減のために必要なパーツは、
すべて含まれていないと説明書に書いてある。
海外にいると、そう簡単にパーツ手に
入れられないんだぞ〜!

さて肝心のキットですが、特に難しいところもなく、
真鍮キット初心者でも組みやすいキットだと思います。

なにぶん資料が乏しい上に、戦災復旧車
だけあって、同形式ながら1両1両異なる
となると、アメリカで車両の資料を探すのは
ほぼ絶望的。基本的に素組みで細部に
こだわらずそれらしく見えるように作る予定。

どなたか資料をお持ちの方がいらっしゃいまし
たら、ご連絡くださいませ。


奄美屋 東急デハ3600/クハ3770

 

プレスめくれのやすりがけ 何はともあれ、車体のプレスのめくれを紙やすりで削り、きれいにしてあげます。
窓枠やすりがけ 同様に窓枠、ドアなども軽くやすりをかけ、プレスのめくれ、形の修正を行います
ドア、窓枠を半田付けしたあと、妻板を取り付けて箱にします。

運転席側妻板は、ステップ、パンタからの配管取り付けの穴をあけるので、取り付けは後ほど。

妻板に穴をあける 妻板にステップ、配管取り付け用の穴を慎重にあけます。0.4 mm のドリルを使用しました。
デハ運転席側妻板 配管取り付けのベースには、0.8 x 0.2 の真鍮帯金を 1.5 mm 幅に切りそろえ、半田付けの上、0.4 mm の穴をそれぞれ 2個あけました。厚みがありすぎてオーバースケールですので、少しあとで削る予定です。もっとも目立たないほど削ってしまうよりはオーバースケールのほうが実感的でいいでしょう。

ステップは無計画な工作の象徴となりました。はじめは、あけた穴に差し込みステップをと安易に考えていましたが、実際に部品を合わせて見ると、実車の雰囲気とは明らかに違います。せっかく穴をあけましたが、0.6 x 0.4 mm の帯金を 1mm 程度の長さに切って半田付けのあと、やすりをかけて、それらしく見せることにしました。したがって、穴はふさぐことになります。

おでこをあわせる おでこの部分を半田付けする前に、やっとこや指で整形しながら車体に合わせます。

ただし、このおでこ部分、かなりめくれあがってるうえに、サイズがずれています。完璧に整形するのはあきらめて、半田を盛ってひたすらやすることにしました。

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