東急デハ3600/クハ3770 
その2


車体を箱に 車体が箱になり、電車らしくなってきました。おでこ部分の傷、プレスめくれのへこみにも半田を盛りましたので、半田だらけです。

さて、これからやすりがけが待っています。やすりがけが嫌になって、ここで他の車両に心移りするかもしれない、危険な状況・・・

アングル取り付け やすりがけの前にアングルを取り付けました。これで車体がだいぶ丈夫になります。なお、説明書には通常と逆にアングルを取り付ける指示があるのですが、説明書とは逆にアングルを取り付けました。この方が取り付けやすいもので・・・

アングルがついたところで、クハの屋根を片方やすりがけしてみました。

両刃の剣 少し休憩して・・・

このような大きなやすりは作業が効率的に進む反面、削り過ぎる危険性も十分持ってます。つまりは両刃の剣。やすりの目は fine 表示がありますので、比較的細かいです。

大きなやすりは、半田がつまりにくいってのも使うにあたって魅力のひとつです。

スクラッチで車両を作る時、特に車両のおでこを真鍮ブロックから削り出しなんて時はこれとグラインダーのお世話になりっぱなし。

手袋 休憩ついでに、もう少し横道へ

やすりがけの時に、手袋をするのをお勧めします。鉛公害が問題になって久しいですが、通常の半田には鉛がたっぷり入ってます。摂取することはほとんどないと言っても、やはりリスクをおかす必要はありません。

写真のようなラテックス手袋は1枚10円以下で買えると思います。場合によってはたくさん使ってしまうかもしれませんが、健康第一を心がけましょう。

ウィンドシル、ヘッダーの取り付け開始 前頭部の継ぎ目をやすりで整えたら、ウィンドシル、ヘッダを付け始めます。

キット付属のシル、ヘッダーは抜きが甘いので、十分に紙やすりなどできれいに整形してから半田付けします。

ウィンドシル、ヘッダーの半田付けは、まず数ヶ所ほどを軽く半田付けして仮止めします。いきなり全部付けてしまうと、曲がった場合の修正が大変になります。仮止めができたら時間をかけずに、さーっと全体に半田を回して固定します。半田付けに時間をかけすぎると、真鍮がのびてぐにゃぐにゃになりますので、要注意!

乗務員ドア付け直し クハ3770 のシル、ヘッダを半分付け終わったところで、デハ側のボディの確認をしていたら、とんでもないことに気が付きました。

なんと、デハの乗務員ドアを裏表逆に取り付けていました。アングル取り付け後だけにとても困ってしまいましたが、これは修正しないわけにはいきません。前面を最初からやり直す覚悟で、バーナーでドアを外しました。幸い、ドアだけきれいに取ることができましたので、位置を合わせて取り付けなおしました。

どうも老眼鏡が必要な歳になってしまったようです・・・

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