東急デハ3600/クハ3770 
その3

補強をあてる どうも手抜きをしたのがよくなかったようです。前頭部の接合面が今ひとつ強度に欠けているようなので、裏から補強をあてることにしました。

いつもやっていることなのですが今回はついつい手を抜いてしまいました。やはり駄目ですね。

雨どい位置のケガキ シル、ヘッダーを付け終わったところで、雨どいの位置をケガキます。トースカンを使うとあっという間に、かつ正確にできます。

以前はノギスを使用していましたが、トースカンのほうがはるかに楽です。

雨どいの仮止め シル、ヘッダー同様、数ヶ所を半田で仮止めします。きれいについたところで全体にすばやく半田をまわします。なお、キットには 0.5mm の真鍮丸線が雨どい用についてきていますが、すっきりと雨どいをまとめたかったので 0.6mm x 0.4mm の真鍮帯金を使用しました。

実は、この段階で妻面の雨どいはまだ取り付けていません。説明書にある図面のようにまっすぐ水平に雨どいを取り付けることに躊躇しています。

数少ない資料の中では、まっすぐ水平に雨どいが付いている車両とともに、弓形に中央が持ち上がって付いているタイプもあって、どちらにしようか決めかねています。

雨どい前面 結局、東急登場時と思われる資料で見かけたスタイルにしました。水平タイプも原型としてあるのでしょうけれど、この方が好きなので・・・写真ですが、キサゲ処理はまだしてません。

実際に車両を見たことがないので、自由型に限りなく近い車両を作っているって感覚になってきています。それでも楽しいからいいでしょう。実車をご存知のかた、ごめんなさい。

クハのボディーはこれでほぼ出来上がりです。ランボード、ベンチレーターに加え、ステップ、靴ずりなどのディテールをつければ完成です。

なお、クハはランボードをカットせずに長いまま使用する場合、屋根の穴が足りませんので穴あけをしなければいけません。1個とりあえずあけましたが、あと3個あける必要があります。

ランボード デハの雨どい取り付けが残っていますが、気分転換に、ランボードを組み立てます。

あらかじめランボード足側を半田メッキしておいて、フラックスを塗って半田ごてをあてて固定します。数ヶ所を仮止めしてから全体を密着させると位置を決めやすいです。

エッチングのバリがかなりありますので、やすりがけ必須です。

ベンチレーター半田付け 屋根にお椀型ベンチレーター、ランボードを取り付けます。フライス盤で切り出したベークブロックでしっかりと押さえつけ半田付けします。

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