京都電燈デナ1、デナ11
(叡山電鉄)

 その11

雨どい作成 2005年8月18日

0.8 x 0.2mm の真鍮帯板に、0.4mm 真鍮線をハンダ付けし、雨どいを作りました。

竣工当時のデナ1、デナ11の雨どいは、丸みを帯びた段付き雨どいですので、加工が面倒ですが真鍮線を使いました。

真鍮線と帯板の長さが一緒ですので、少しずらして継ぎ目が重ならないようにしているのはいつも通りの工法です。

実車のように少し浮いた形で、車体に雨どいを取付けました。
縦どいは、0.4mm 真鍮線をハンマーでつぶした後、ヤスリで整形して横どいとの接続部分を表現し、0.3 x 0.15mm の洋白帯板で車体から浮かして固定しました。
屋根工作準備 2005年8月19日

屋根工作を始めました。今回もデナ21以降採用している方法で作ります。

まず屋根のサイズ、形状の基準になる屋根ゲージを 0.35mm 真鍮板で作りました。

続いて、おでこ用真鍮ブロックを切り出します。ドレメルのカッティングツールで軽く筋を付けてから、筋に合わせてハンドソーで切り出し、切断面の片側をフライス盤で底面に直角に削りだしました。

このフライス盤で整えた面は、後ほど作る屋根板と接しますのでなるべく底面に対して直角に削り、さらに平面を出す必要があります。フライス盤があると非常に楽に行えます。

おでこ用真鍮ブロックをしっかりと屋根ゲージにハンダ付けします。前後の真鍮ブロックの間の距離が屋根板の長さになります。
真鍮ブロックを屋根ゲージ前面のカーブに合わせて、グラインダーで削ります。グラインダーで削る際にかなり発熱しますので、水をつけながらゆっくり作業します。

今日はとりあえずデナ11の片側だけ削りました。

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