京都電燈デナ1、デナ11
(叡山電鉄)

 その13

金工ヤスリで整形 2005年8月21日

屋根ブロックを金工ヤスリで整形します。

グラインダーで削ってできた角、平面部分を削り、丸みを持たせながら、目的の形に整えます。残るは水ペーパーによる金工ヤスリの削り傷を消すだけですので、この段階で形をきちんと出す必要があります。車輛の出来具合を左右する大事な部分ですので、たまに車体に載せながら形を良く見て整形します。

デナ1、デナ11の屋根は比較的単純なカーブですので、屋根ブロック1個あたり、5分ほどでできあがりました。

水ペーパーで仕上げ #600の水ペーパーで水をつけながら仕上げます。形は仕上がっていますので、ヤスリによる傷を消し滑らかにして行きます。ひとつあたり10分以内で仕上がりました。

ハンダには大量の鉛が含まれていますので、使い捨てのゴム手袋をして作業を行いましょう。

デナ11 デナ11の車体に載せてみました。う〜ん、いい感じです。

おでこの真鍮ブロックからの削りだし作業は大変そうに思えるかもしれませんが、やってみると結構簡単にできるものです。プロトタイプの屋根形状の把握と造形にはある程度の慣れは必要かもしれませんが、私にはおでこ工作よりもむしろこの先の屋根上、ランボード、ポール台などの工作の方が面倒に感じられます。

勢いで工作を続けたいところですが、在庫管理の悪さが手伝って 0.6 x 0.2mm の真鍮帯板の在庫がなくなってしまいました。デナ11分はなんとかなりましたが、デナ1の屋根工作しばらくストップとなりそうです。

2005年8月22日

屋根にベンチレーター、ポール固定用の穴をあけました。デナ1はエコーモデルの US No.10タイプのポール、デナ11にはモデル8の US No.13ポールを使用しますので、それぞれのポールに合わせて穴をあけました。

ランボード自作の場合、モデル8のポールの方が工作がしやすいのですが、入手困難なためエコーモデル製を使用します。US No.13 はモデル8製品が手に入らなくなると、どうしようもありませんので困ったものです。たくさん在庫抱えるには高価ですし。

続けて、デナ11の屋根に 0.6 x 0.2mm の真鍮帯板を利用し、カンバス止めと思われる帯を入れました。ここまでデナ1、デナ11平行作業でやってきましたが、帯板の在庫がなくなってしまいましたので、デナ1の屋根工作は共通するランボード工作を除いて、しばらくお休みになります。どなたか、航空便で送ってください!

ポール台 2005年8月24日

ポール台を約0.7mm 厚の真鍮板から作りました。

左側がデナ11用、右側がデナ1用です。サイズは同じですがポール取付け穴位置が違います。

ポール台脚 デナ11屋根にポール台の脚を作りました。うまく出来るか、わかりませんでしたので、とりあえず一カ所だけ。

0.5mm 真鍮角線を二段重ねて中央部をヤスリで削りました。出来はまずまずですが、屋根にあけたポール用の穴位置が、若干外過ぎたようです。ポール取り付け前にヤスリで修正することにします。

とりあえず試しにひとつ作ったポール台脚、うまく行きましたので残りも同様に作るつもりです。

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