京福デナ500
(元阪神831形)

その3

戸袋窓

リベットの穴あけを始める前に戸袋窓を1枚作りました。

写真を見る限り、戸袋窓と一般の客用窓では窓位置の奥行き間が違い、戸袋窓の方が少し側板側にせり出しています。これを表現してみたく、0.25mm の真鍮板を戸袋窓のサイズに切り出しはめ込み窓穴をあけてみました。一般の窓を作ってませんので、写真では比べようがありませんが違いを表現できそうです。

戸袋窓裏側 こちらはその戸袋窓を裏側から見た様子。側板裏側につらいちに半田付けして窓穴をあけている様子がわかるかと思います。

戸袋窓はあと5カ所ありますが、うまく表現できそうなことがわかったので、とりあえずリベットの穴あけを先に行うつもりです。

リベットケガキ 2005年3月22日

風邪をひいてしまい体調が悪いので、工作らしい工作はしていません。

窓、乗降ドアをなるべく早く取り付けて側板の補強をしたいため、窓、ドア周りのリベット工作を先に行います。

まず、窓間のリベットのケガキを行いました。実車では、左右にジグザグにたくさんのリベットが存在しますが、元々オーバースケールのリベット表現ですので、実車通りにリベット工作を行うとうるさいだけで汚くなること間違いなし。雰囲気重視で、思い切り間引いた上に一直線のリベット表現にすることにしました。

ややもするとディテールに凝りすぎて、枝を見て、木そのものの形を見失ってはいけないと思いますので、雰囲気重視の割り切り工作はキット工作、スクラッチ工作に限らず大切だと思います。また実車の雰囲気をとらえる事に注意して工作をすれば、多少ディテールを省いてもいいと思います。

縦列のリベット穴あけ 2005年3月24日

側板1枚、縦列のリベット穴あけを行いました。全部で 130個弱ですが、指が痛くなりました。横列のリベットは側板1枚につき、800個ほどになると思いますので、今からかなり憂鬱です。

ピンバイス 車輛工作から少し話が外れますが、私の使っているピンバイスです。ドレメルプレスを使う手もありますが、やはり極細ドリルはスピードは遅くとも手で穴をあけるのが一番きれいにかつドリルの刃を折るリスクも低いです。

手前の両端にチャックが付いているタイプは、速く回す事ができますが、力を入れる指先が痛くなりやすいです。奥の物は構造的に指先を痛めにくいですが、速く回しにくいので時間がかかります。どちらも一長一短。指先が痛くなったら奥の物、と言った具合で使い分けています。

縦列のリベット穴あけ終了 2005年3月27日

縦列のリベット穴あけが終わりました。穴あけ作業は実際にはさほど時間がかからないのですが、暖かくなって来たのでトローリーを見に行ったり、塗装間近の車輛工作を優先したりでなかなか進みません。

続いて横列のリベット穴あけになりますが、数が多いのでますます遅い作業になりそうです。気長に工作記におつきあいください。

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