京阪1300型/1700系
その3

車体折り曲げゲージ 2004年2月13

OnlineMetals から注文しておいた車体工作用の真鍮板他の素材が届きましたので、1300型の工作を開始しました。

図面(3扉車のものですが)を元に 1300型の車体ゲージを作りました。写真上が、車体前面、下は車体断面のゲージになります。車体折り曲げの際の基準になりますので、正確にサイズ、直角、Rを出します。紙やすりを使って直角に削る際には、ガラスでもかまいませんが定盤は必須です。

2両作ったら誰か1両買ってくれるかな・・・もっともそんな暇あるなら、やっぱり 1800系作ったほうがいいだろうな〜

屋根折り曲げテスト 塗装の試し塗りに使った真鍮板のハギレを使って車体折り曲げを試してみました。日本円で 3,000円ちょっとの折り曲げ機、なかなかいい仕事をしてくれます。肩Rは写真の通りばっちり決まりました。

明日は、切断機を買いに行こうかと真剣に考えています。

1300系前面 2004年2月14日

意を決して、午前中に切断機を買い、物は試にと 1300型の前面を作成しました。切断機を使うまでもない工作ですが・・・

半流妻板は、穴を先にあけてしまうときれいに曲がりません。直径30mmほどのパイプを利用して半流部分を曲げ、続いて折り曲げ機を使用して車体につながる面を曲げます。指で折り曲げ基準治具に合わせて形が整ったら、穴あけを行います。

写真の窓はまだ糸ノコで落とした直後で整形していませんが、なかなか満足行く顔が出来上がりました。スクラッチビルドならではの喜びを感じます。

1300系前面 2004年2月15日

プロトタイプに片運で製造された 1312 を選び、前面の工作を続け、運転席側は手すり、ドアノブと行き先表示板かけの取り付けを残すだけで、ほぼできあがりました。手持ちの資料による限り、この車体は特急時代には縦ドイはついていません。

窓枠、貫通扉は約 0.3mm の真鍮板です。貫通扉と左側2段窓は、2枚貼り合せで段を表現しています。幌枠取り付け座は、0.6 x 0.4mm、ウィンドウシルは、1.0 x 02mm、ヘッダは、0.8 x 0.2mm の真鍮帯板をそれぞれ使用しています。

なお、プロトタイプの編成は、1701 + 1751 + 1312 になります。

1300系ケガキ、穴あけ後 2004年2月16日

車体のケガキを行い、ドリルで休み穴をあけた後、糸ノコですべての窓、ドアを抜きました。この車体は折り曲げ線に近いところに窓、ドアの線がありませんので、折り曲げ前にすべての窓、ドアを抜きました。かなり適当に穴をあけたので、ヤスリがけで苦労することになります。なんだかできそこないのエッチング板キットを見てる感じ・・・

車体左側が非運転席側になります。1312 は当初より片運として製造され 1600型と同様の窓配置になります。

1300系折り曲げ後 折り曲げは緊張の瞬間です。なにせせっかく時間をかけてケガキ、穴をあけた車体も折り曲げが失敗すればすべてやり直しになってしまいますので。

折り曲げゲージに合わせて屋根Rを指でつけたあと、折り曲げ機で一気に折り曲げます。模型の場合、実際の車体より少し屋根すそのRを弱くした方が実感的に思われますので、ほんの気持ち弱くしてみました。

パンタを載せて記念撮影。おっと、車体の前後が逆でした!

ここからは 1700系同様、ひたすらヤスリがけが続きます。

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