切り出した真鍮ブロックをグラインダー、ヤスリで大雑把に形を整え、非運転席側妻板に、50%/50%
の半田でしっかりと固定し、さらにヤスリをかけて妻板に自然につながるように整形しました。
なお、妻板には合わせて、窓枠(2段窓加工)、貫通ドア、ドアノブ、手すりを取り付けました。 写真右側は、適当な工作がばれるのであまり見せたくない妻板裏側です。真鍮ブロックの取り付け具合がわかると思います。なお、手すり、ドアノブの飛び出し部分は、窓ガラスの貼り付けに邪魔ですので、車体に妻板を取り付ける前にルーターで削る予定です。 なお、この時点で車体の屋根カーブにはまだ合わせていませんので、だいぶ面長の顔つきになっていますし、おでこの形もまだぼこぼこです。 |
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2004年2月26日
運転席側のおでこの工作に入りました。 真鍮ブロック(厚さ約 6mm です)の加工を少し詳しく説明して欲しいとの質問メールをいただきましたので、ほんのちょっとだけ詳しく・・・ 大雑把に切り出したブロックを、50%/50%の半田で妻板に固定します。(写真左:私はこの状態をイースター島のモアイ像と呼んでます) このとき、真鍮ブロックの妻板に半田付けする部分と、車体に接する部分の直角をきちんと出しておいて、妻板後部と一直線に半田付けすると、あとの工作が楽になります。なお、50%/50%の半田を使用する理由ですが、融解する温度が高いので、他の部品を融解温度の低い半田を使用して半田付けする際に融けにくいと言う利点があります。 続いて、グラインダー(なくても大丈夫、でもあると作業がはかどります)と粗目のヤスリでだいたいの形に削ります。なお、グラインダーで削るときは、時々水をつけて削りましょう。(写真右) |
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運転席側の妻板に幌枠取り付け座を取り付けてしまっていますので、ヤスリがけをするに当たって非常に邪魔です。本来あとから取り付ければ簡単なのですが、写真の様に、いらない板をあてがえば問題なくヤスリがけができます。慎重にヤスリがけしましょう。 | |
まだまだヤスリでおでこの整形をしなければいけませんが、ここでまたまた記念撮影。なんとなく
1300型の姿が見えてきました。1312
ですので、前パンタです。
うーん、3扉車も作りたくなってきました。 話は変わりますが、1700+1300 は、入れ込んでいる車両なので、動力にMPギアを使うことを検討しています。問題の台車ですが、MD-7 はほぼ自作を覚悟しています。1312 には、KS-33L の予定です。資料、情報を提供してくださった、T氏、M氏にひたすら感謝です。 |
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2004年2月28日
体調が今ひとつでしたが、外出先から帰ってきてから、少しだけ窓の工作をしました。 約 0.3mm の真鍮板に窓枠をケガキ、おおまかに穴をあけ、車体に半田付けしたあと、ヤスリで形を整えます。2段窓にしますので、窓枠下側は車体の窓穴に合わせます。写真右側2つの窓枠加工が終わりましたが、やはり体調が今ひとつ、ミスをしたくないのでここまででやめておきました。 ドリルと糸のこであけた穴がかなりおおざっぱだったのでヤスリがけが面倒です。もう少し大きめにあければよかった・・・ 1300型、1700系共に、この単調な穴あけ、ヤスリがけ作業が延々と続きます。おそらく今回の 1300/1700の編成工作でもっとも手間と時間がかかる部分かもしれません。 2段窓枠の工作をヒント集に追加しました。 |
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2004年3月2日
中日本重工製の MD-7 台車の 1/80 (正確には、軸間で 1/82.69) 設計図を書き始めました。キャスティングで複製するにせよ、ひとつひとつ作るにせよ、台車メインフレームは丈夫に作る必要がありますので、実物にいかに近く、かつ十分な強度が保てるように考えながら設計します。 それにしてもこの台車、かなりの難物です。軸バネと、台車中央の板バネをどうすればいいのか、まだ決まりません。 なお、フライス盤などの工作機械を考慮して、設計はすべてインチサイズで行っています。 コンピュータソフトウェアを作っていながら、実はアナログ人間でして、設計図は紙に・・・ただ単に図形描画/CADソフトが使えないだけなのですが。 |
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