京阪 1900系
特急車
その10

2006年7月16日

ロングシート部分の客席を低融点合金、いわゆるホワイトメタルの一種で作りました。型を作るのが面倒でしたので、いろいろと使い回しているデナ21 で使用した型を流用しました。底面には固定用のネジを切りました。

また、エコーモデルの運転台下部に、標識灯点灯を考慮して 3mm の穴をあけました。

台車ボルスタ−に 0.15mm 燐青銅板を切り出した集電ブラシをハンダ付けしました。これにて配線を除いたすべてのハンダ付け作業は終了。いよいよ塗装です。
2006年7月18日

元々アメリカへの持ち込みがやっかいな上に、ごたごた騒ぎでさらに入手が難しくなりつつあるマッハカラーにさようなら、エナメル塗料を使うことにしました。まあマッハカラーを使うにしても調色しないと求める京阪特急色は出せませんので同じこと。

将来的なことを考えて、多少在庫はありますが、マッハのエッチングプライマーも使用を控えました。一応、アメリカ国内で手に入る Wash Primer を探しているのですが、業務用のでかいのしか売ってなくて...

脱脂後、小物パーツを両面テープで並べて、フロッキルのグレープライマーを吹きました。希釈率はいつも通り、プライマー 3に対して、溶剤 2です。

車体、床板は酸洗い、脱脂のあとグレープライマーを吹きました。

たまに質問を受けますが、グレープライマーには、塗装の食いつきをよくする働きはありません。あくまでも発色を良くするためのもの。また、傷等の確認がしやすくなります。

アメリカの鉄道模型雑誌では、金属車体でも特にプライマー処理を必須としてはいません。酸洗いやサンドブラストで下地処理をする人もいます、程度に書かれています。確かにしっかりと食いついたエナメル塗膜はかなり強固です。実際、スケールコートはプライマー不要らしいです。ただ、90℃近い温度で焼き付けろと言っていますが...

ほこりの入らないディスプレーケースにて乾燥させます。最低でも 24 時間は置きます。

エナメル塗料に関して、こちらにまとめてありますので、興味のある方はどうぞ。

2006年7月19日

プライマーの具合を確かめるためにバンパーを磨きだしてみました。

下地処理をきちんとしたことと、気候条件が良かったためか、マッハのエッチングプライマーをはがすよりも面倒なくらい非常に強く食い付きました。

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