京阪和歌山支店 100 風の
自由形路面電車

 その4

バンパー作成 続いてバンパーを作ります。

2.0mm の真鍮角棒の一辺をやすりで斜めに削りバンパーらしい形を作ります。そのままですと曲げるのが大変ですので焼きなまし、指で妻板に合わせてゆっくりと曲げます。

前照灯もそうですが、どんな素材をどのように加工して目的の形を作るか考えるのはスクラッチビルドの楽しみです。もちろんキット工作でもディテールをどう作るかなど考える余地はありますが、たとえスーパーディーテルモデルでなく簡単な車輌を作るにしてもスクラッチビルドには作る楽しみの機会がたくさんあるものです。うまく出来たときの喜びもひとしお。

バンパー、シルの取りつけ ウィンドウシル、ヘッダ、バンパー、前照灯を妻板に取り付けました。

ヘッダは、0.5 x 0.2mm 真鍮帯板。シルは、1.0 x 0.2mm と0.6 x 0.4mm 真鍮帯板の貼り合わせ、妻板に半田付け後、窓枠に沿って斜めに削り、実車のシルらしく整形します。なお、バンパーに思い切り熱を加えて半田付けをしたときの影響で少し半田をつけすぎました。

バンパーは、50/50 の半田で熱を思い切り加えて一気に半田付けしました。

シル、ヘッダ、バンパーは半田付け後、きれいに切断してやすりと紙やすりで整形しました。

妻板ほぼ完成 妻板がほぼ出来上がりました。窓枠もと思いましたが、今日は疲れていて、余分な半田を流すし、正確な工作ができそうもないのでここまで。

こったディテールは入れなくてもそれなりに工作が楽しめる点で、同時に工作中の京福デナ500とはまた違った楽しさがあります。この車輌の目標は、カワイ、つぼみなどのようなディテールはないけど味のある模型が作れればと思っています。そこそこいい線言ってると作ってる本人は今のところまずまず満足。

ポールですが、架線集電車輌にすることに決め、Bowser に集電タイプのポール $10 を注文しました。見かけはあまりよくないとってもアメリカンなポールですが、この車輌に合うと思っています。届くのが楽しみ!

妻板窓の作成 2005年2月19日

妻板、前面窓を作ります。素材は 0.25mm 厚の真鍮板です。

ケガキをしたのち、折り曲げやすいように折り曲げ部にアクリルカッターで筋を入れます。

窓穴を抜くために糸のこを通すための休み穴をあけ窓を抜きます。薄い素材を使っていますので、大雑把にあけて、妻板にきちんと半田付けしてから整形します。

折り曲げ 窓穴をあけたら、万力に折り曲げ部をはさんで、硬い板を軽くあてて曲げます。筋を入れてありますので、力を入れなくても簡単に折り曲がります。
折り曲げた窓 折り曲げた窓パーツ

万力がない場合には、2枚の硬い板にはさむなどの方法もありますが、キット工作でも万力を使うことは多いと思いますので、持ってない方はぜひ。

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