京都市電 600型
601原型 686ビューゲル

601原型 完成

686 ビューゲル 完成

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ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
私は京都に縁もゆかりもありません。
でも、京阪、叡電と言った京都の鉄道に魅力を
不思議に感じ、好んで工作をしています。

市電に手を出してこれ以上興味の領域を広めることは
仕掛かりの蒸気機関車、電車の完成をなかばあきらめる
ことにつながるので、ずっと我慢していたのですが、
元々インターアーバン好きなところに、
詳細な資料と一緒に挑戦状のようなお題を
いただきましたから止まりません。
かくして封印を解いて工作することに。

京都市電 600型は、前面が傾斜した京都市電独特の
スタイルの元、すなわち京都市電の原型とも言える車輛です。
今回はその 600型から 601原型、ダブルポール時代の姿と
別形式と呼んでもよい686以降の9窓車輛をビューゲル仕様で再現します。

工作のポイントは、なによりも車体前面の傾斜と
601に微妙にテーパーの入った車体前後をいかに組むかです。
独特の形状のポールをどうするか、これまた問題ですが、
まあ難しく考えずにとりあえず工作開始です。

2006年7月31日

と言うことで、まずは車体の試作第1弾

一発山勘のサイズで決まるかと思いきや、屋根すそカーブといい、屋根の深さといい見事に失敗でした。

しばらく折り曲げ機を使う工作をしていなかったので、折り曲げ位置の勘所も外してしまいました。

とりあえず、工作開始の予告と言うことで...

2006年8月8日

ペンシルバニア、ワシントンDCへと出かけた小旅行から帰って来て、久しぶりの工作です。と言ってもほーんの少しだけ。

前回手を抜いて見事に失敗しましたので、きちんと車体のサイズを出して折り曲げすることにしました。図面に従って車体断面ゲージを切り出しました。

2006年8月9日

車体の寸法出しを行いました。切り出したゲージに真鍮板を巻いてサイズを出します。

算出したサイズを元に車体を試作、折り曲げました。
屋根裾のカーブは折り曲げ機で自然に曲げただけではいい曲線が出ませんので、3mmの丸棒を加えて曲げました。

この方法で思い通りのカーブを出せますが、丸棒をきちんと押えないと曲がり方が均一になりませんので、ご注意。

車体をけがきました。

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