京都市電 600型

 その9

2006年10月28日

真鍮板で前面カーブに合わせたゲージを元に削り込みを行い、型が出来上がりました。

外形、窓、その他機器の位置を鉛筆でケガキ、さらに半透明のテープを貼ってトレースします。

この段階でのケガキは鉛筆を使っているだけあって、かなりアバウトです。正確なケガキは、真鍮板にケガく段階で行います。

雑誌などの発表されている素晴らしいスクラッチ作品の型取りに比べるとお粗末な方法ですが、元々あまり精度の良い工作をしてないので、こんなものでいいでしょう。

トレースした半透明テープをケント紙に貼り、切り抜きます。軽く曲げを入れて車体に付けて様子を見ます。満足いく出来でしたので、この紙型を元に真鍮にケガキます。
601前面試作第1号。形は良かったんですが、折り曲げ位置が悪かったためボツです。

図面の通りに窓枠をあけたんですが、どうも幅が狭い気がして仕方ありません。なお、窓他の穴は曲げてから窓穴をあけないと、きれいに曲がりませんので、あとからあけることになります。

折り曲げに失敗しましたので少し歪んでいますが、前面テーパーの入り具合を車体上部から確認しながら曲げました。いい感じで仕上がりそうです。

試作に続いて一気に仕上げたいところですが、今日で夏時間も終わり。来週の仕事の準備もあるので早めに寝ることにします。

2006年10月29日

折り曲げ位置を修正して作り直しました。今度は70点ってところでしょうか。

窓などの穴はすべて折り曲げてからあけますので、ケガキはすべて裏側に行っています。

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