京都電燈デワ101
(叡山電鉄)

完成しました

生地完成

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同型車の京福嵐山線フモ501

デナ21に始まり、デナ500、デナ1、デナ11 と
叡山電鉄のデナを竣工当時、あるいは入線当時の姿で
スクラッチ工作してきましたが、写真と図面を見ているうちに
どうしてももう1輛作ってみたい車輛が出てきました。
それは、事業用車輛に属する電動貨物電車デワ101です。

嵐電1形を改造して作られた叡電唯一の2軸車輛で、
屋根付きの無蓋貨車です。

竣工当時はダブルポール、
車長が短いのにポールが
4本、ブリル21E台車と相まって、
工作意欲をかき立ててくれます。

工作のポイントは、凹形の車体、あおり戸、
荷台があるため動力をいかに納めるか、
そして、特異なホイールベースのブリル台車と
いろいろ気を使うところがあり、
なかなか難易度は高そうです。

2005年11月1日

まずは、スケールホイールベース 34.3mm のブリル台車を作ります。

青森モデルのロスト製ブリル21E 台車、ホイールベース 26mm の物を切断し、0.8mm の真鍮板から実車同様に台車延長部分を切り出し、ハンダで仮にイモ付け。

1.2 x 0.2mm の真鍮帯板をイモ付け部分が取れないように、素早くハンダ付けし、0.4mm の穴をあけ、同じく 0.4mm の真鍮線を差し込みカシメてハンダ付けしました。

ちょっとオーバースケール気味になってしまいましたが、特徴が出て、まあいいでしょう。とりあえず、片側台車だけ加工しました。

写真上は、加工前、下が加工した物です。

2005年11月3日

台車上部のフレームの延長加工をしました。

1.2 x 0.2mm 真鍮帯板を裏側にハンダ付け、0.4mm 真鍮線でカシメてから、1.0mm 厚の真鍮板をフレームの高さに切り出し、帯板に合わせてハンダ付け。

さらに、ハンダ付けした 1.0mm 厚の真鍮板(フレーム延長部分)を 0.4mm 真鍮線で、帯板にカシメ、ヤスリで表側の若干の段差を整形しました。

裏側はこうなっています。文章で書くとわかりづらいですが、これでどういう工作を行ったか、理解していただけると思います。
残る片側も延長し、台車延長工作完了です。
2005年11月25日

東南アジアから帰って来て、久々の工作です。ほんの少しですが。

フクシマの FM ギアをウォームを圧力をかけて抜きばらし、ワールド工芸のモーターに WB34.3mm に調整して組み込みました。ウォームが抜けないようにあらかじめモーターシャフトには、ペンチで傷をつけました。

キドマイティーモーターの方が若干厚みが少ないのですが、車軸長が足りず、もっとも適当なモーターとして、ワールド工芸の #1220W を選びました。

FM ギアの車輪、ギアボックスを組み立てて、WB34.3mm のパワトラ風動力装置の出来上がり。モーターが少々上に出っ張りますので、これをいかに目立たなく、荷台の下に隠すかが課題です。

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