京都市電 600型

 その38

2007年1月9日

686 の車番、社紋を磨きだしてから、妻面窓下の帯を FLOQUIL の SP ARMOR YELLOW と UP LIGHT ORANGE で調色した黄色で塗りました。

帯を乾かした後、Model Master の Semi-Gloss Lacquer Finish をふいて、半つやで車体全体の調子を整えました。 なお、通常 Testor 系のエナメル塗料(FLOQUIL、Testor、Model Master)は、75%塗料、25%シンナーで希釈していますが、Finisher (Gloss、Semi-Gloss ともに)は、25%塗料、75%シンナーの割合で希釈しています。エアーブラシの圧力は跳ね返りを抑えるために、どちらも 30psi 程度の低圧で吹いています。

黄色の帯を入れて、全体のつやを整えると俄然雰囲気が変わり、京都市電っぽい色になったと思います。

2日がかりで窓、ドアをマスキングした 601 の上半色ベージュ(FLOQUIL の Foundation に極少量の Concrete を混ぜ、Grazeで半つやにしました) を塗りました。

時間をかけてマスキングをしたかいあって、きれいに塗り分けができました。

明日はいよいよ青電っぽくなるかな〜

2007年1月10日

686 の屋根、ビューゲル、ベンチレーターを塗装しました。

ビューゲル、ベンチレーターは、FLOQUIL の SP LETTERING GLAY、屋根は、それに SP LARK DARK GLAY をほんの少し加えましたが、あまり色の差が出なかったようです。最後に屋根に、FLOQUIL の FLAT FINISH をふいて、つやを抑えました。

十分乾燥させたあと、ビューゲル紐の滑車の色入れなどを行えば、上まわり塗装終了です。

601 下半色濃緑の塗装をしました。濃緑は、Model Master の IMPERIAL JAPANESE NAVY GREEN をベースに、Testor の Flat Beret Green を少量と FLOQUIL CONRAIL BLUE を極少量に、Graze を加えて調色しました。

その昔、この車輛の登場時、子供たちが青電に乗りたいと旧型車をやり過ごし親を困らせたとの逸話があるそうですが、青電と呼ばれたゆえんを考えると、少し青みがかかっていたのではないかと思われます。ただ昔の写真を見ても青く感じるには無理があるんですが、資料等をご提供いただいた方の勧めもあって、少し青みをいれてみました。おかげでかなり深みのあるいい色が出たと思います。

601 のレタリング入れ、屋根塗装が終わっていませんが、2輛を並べてみました。新旧塗装を並べながら、すっかりご満悦気分になりました。いい感じ〜
2007年1月11日

686 ベンチレーターをエポキシ接着剤で固定、ビューゲル紐の滑車を FLOQUIL Engine Black で筆塗りし、上まわり塗装完了です。

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