京都市電 600型

 その16

2006年11月13日

686 残るもうひとつのバンパーも作りました。

側面からのプロポーションをチェック。まずまずです。

バンパーの作り方を工作のヒントにまとめてみましたので、興味のある方はこちらをどうぞ。

601 のプロポーションもチェック。なんか変だなと思いましたら...

左側前面はずれてしまっていることに写真を撮ってから気づきました。

次はいよいよ前面を車体に固定します。

2006年11月14日

工作はいつもうまく行くと思ったら間違いで、試行錯誤の繰り返しになることも多いです。

掲載しようか躊躇しましたが、失敗談も役に立つと思いますので...

排障器を作ろうと治具を厚手の真鍮板に1mm洋白丸棒を立てて作りました。0.4mm 真鍮丸線の半径と1mm洋白丸棒の半径分をオフセットして洋白丸棒の位置を決めましたが、うまくいかないものです。カーブがなだらかな部分はどうしても曲げに遊びが出て目的サイズより少し大きくなってしまいました。高さ2mm以下に抑えたいところが失敗。

下側の洋白丸棒の太さを少し細くした方が良さそうです。

2006年11月15日

前面を車体に固定する前に、定盤上で#400の水ペーパーを使用して面取りをします。

前面工作中に出たひずみ、また車体側のひずみも取ります。

ハンダでしっかり固定して、ようやくここまでたどり着きました。

昨日から実施しているアンケートで基本的なことも知りたいと言う貴重なご意見をいただきました。と言うことで、今回の前面ハンダ付けとキサゲに関して...

前面のハンダ付けにあたって特に治具は使用していません。自分の指が一番の治具と言いますか感覚的に一番わかりますのでこの程度のものでしたら仮止めの段階は指で押え、本止めの際にピンセットで押えながらハンダを流しています。なお、ハンダが流れやすいように固定する裏表両面にしっかりフラックスを塗っておきます。

キサゲですが、基本的に自作のノミのような工具とマッハキサゲ刷毛、エコーの刀刃キサゲを使用していますが、どれを使っても傷は多かれ少なかれ付きます。キサゲはやらないにこしたことはありませんので、ハンダは極力少なく、多くなってしまった場合は熱を加えて他に流し、ペーパーで磨いて取っています。

キサゲ、ペーパーがけの時は、必ず使い捨て手袋をしましょう。ハンダは大量の鉛を含んでいますので。

601のテーパーですが、付いているんだかどうだか、かなり微妙ですね。でも実車もこの程度です。省略してもいいところかもしれませんが...

参考までに 601と686 の前面の最大幅の違いは1.8mm です。

[スクラッチビルドのお話]に戻る [前]に戻る  [続き]を見る


Copyright (C) 2006, 師匠 All Rights Reserved.